レンヌは14日、ローマから元セルビア代表MFネマニャ・マティッチが完全移籍で加入したことを発表した。

 経験豊富なベテランMFが自身初挑戦となるリーグ・アンへ活躍の場を移すこととなった。契約期間は2025年6月30日までの2年間。移籍金については明かされていないが、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じたところによると、300万ユーロ(約4億8000万円)がローマに支払われたようだ。

 現在35歳のマティッチは、194cmの長身を誇る守備的MF。2004年に母国セルビアでプロデビューを果たすと、スロヴァキアのコシツェを経て、2009年8月にチェルシーへと完全移籍で加入した。フィテッセへのレンタル移籍、ベンフィカへの完全移籍を経て、2014年1月にチェルシーへと再加入。2014-15シーズンは、当時のジョゼ・モウリーニョ監督の下で公式戦49試合に出場し、チームの2冠達成に大きく貢献した。

 2017年夏には“恩師”モウリーニョ監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍で加入。すぐさま定位置を確保すると、中盤の主力としてその後の5シーズンで公式戦通算189試合に出場し4ゴール11アシストをマークした。昨年6月末にマンチェスター・ユナイテッドを契約満了で退団すると、“恩師”モウリーニョ監督率いるローマに加入。昨シーズンは公式戦50試合に出場し2ゴール3アシストをマークした。

 また、2008年12月にデビューを飾ったセルビア代表では、国際Aマッチ通算48試合に出場し2ゴールをマーク。FIFAワールドカップロシア2018では、全3試合にフル出場した。

 レンヌへの加入が決定したマティッチは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「ここで歓迎されていると感じているし、とても温かく迎え入れてくれた。最初の話し合いの時から、提示されたプロジェクトに魅力を感じているよ。才能溢れる選手たちがチームにいることは理解している。始まるのが待ちきれないよ」

【動画】マティッチが初のリーグ・アン挑戦へ!

マティッチがレンヌと2年契約を締結! [写真]=Getty Images