映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後にダニエル・クレイグが同シリーズを卒業したことを受け、次のジェームズ・ボンド候補の1人と噂されているアーロン・テイラー=ジョンソンが、ボンド役について初めてコメントした。

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 「アベンジャーズ」シリーズや「キック・アス」シリーズなどに出演し、ブラッド・ピットと共演した『ブレット・トレイン』(2022)ではキレッキレのアクションを披露したアーロン。今秋公開のマーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』では主演を務めるなど、注目を集めている。

 「007」シリーズを製作するバーバラ・ブロッコリと密かに面会し、スクリーンテストを受けたのではないかと報じられるなど、ダニエル卒業後、次のジェームズ・ボンド役の候補者として取り沙汰される中、Esquireのインタビューでこの件に触れた。

 ボンド役を演じる可能性について聞かれたアーロンは、「自分自身のリズムに乗ることが必要です。直観で正しいと思えることが、僕自身の道筋です。他人の立場や判断、期待を基に決断を下したことはありません。もしそんなことをしたら、気が変になってしまう。自分の価値観や魂が死んでしまいます。自分にとって不可欠なのは何か、正しいと思えるのは何かをきちんと理解したうえで、今自分の前にあるものに向き合わなくてはいけません。『クレイヴン』が、今僕の目の前にあるものです」とコメント。

 明言しないアーロンにしびれを切らした記者が、ボンド候補に名が挙がってワクワクしているかと聞くと、「今手中にあるもの、今目の前にあるものだけに集中しています」と回答。なおアーロンはこのインタビューで、ボンド役を演じることを否定もしていない。

 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開されたのは、2021年。以来次のボンド候補について様々な俳優の名前が挙がっている。このところはアーロンに加え、ドラマ『スノーフォール』に出演し、この後ブラッド・ピット主演のF1映画に出演が決まっているダムソン・イドリスの名前も挙がっている。なおプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンは、次のボンドのキャラクターとして、特殊部隊で経験を積んだことを踏まえ、若すぎない30代を考えていると明かしている。

アーロン・テイラー=ジョンソン、『007』候補の噂についてコメント (C)AFLO