船越英一郎が主演を務める舞台『赤ひげ』より、新木宏典、崎山つばさ菅井友香山村紅葉、猪野広樹、高橋健介らメインキャストが集結したメインビジュアルが解禁された。

【写真】舞台『赤ひげ』メインキャスト一覧

 山本周五郎の傑作小説『赤ひげ診療譚』の舞台化となる本作は、江戸時代の小石川養生所を舞台に、武骨で謎めいた医師「赤ひげ」と青年医師、そして貧しい患者や市井の人たちとの魂の交流を描く物語。

 江戸・小石川養生所の医長・新出去定(にいで・きょじょう)、通称「赤ひげ」は名医ではあるが武骨で変わり者である。貧しい者たちを救うため身を粉にして働き、時には経費削減を命じる公儀に逆らうことも厭わない。新しく医員見習としてやってきた保本登は、養生所に足を踏み入れた瞬間にこう思った。自分はこんなゴミ溜のような所にいるべき人間じゃない。

 長崎遊学を終え幕府の御目見医になるはずだった保本は赤ひげに反発する。しかし同僚の津川玄三や森半太夫、養生所を訪れる様々な患者たちと関わって行く中で、少しずつ保本の態度に変化が生まれて行く。医術とは何か?その問いに対する答えはあるのか?赤ひげと若い医者達の戦いの日々は続く。

 患者に医術を施すだけでなく、患者の抱える事情にも踏み込み献身的に面倒を見る新出(赤ひげ)役は船越、長崎遊学を終え、小石川養生所に医員見習いとしてやってくる保本役に新木、同じく小石川養生所で医員として働いている若き医員・津川役に崎山、森半役には猪野と高橋がWキャストで出演。とある患者を献身的に看病する女中・お杉役には菅井、養生所で女中として働くお光役には過去テレビドラマなどで船越英一郎と多くの共演経験を持つ山村が扮する。

 メインビジュアルは、メインキャストがモノクロで写し出され、赤色を背景にタイトルが書かれたもの。多彩な出演者の表情がそれぞれ切り抜かれており、若き医師たちが赤ひげとの交流を経てどのように成長していくのか、期待が高まる仕上がりに。

 舞台『赤ひげ』は東京・明治座にて10月28日11月12日、大阪・新歌舞伎座にて12月14日~16日上演。

舞台『赤ひげ』メインビジュアル