昨今、よくテレビCMで頻繁に目にするのが、商品通販に登場する男女コンビだ。「デーブイデー」など独特の話し方の社長と、「安くしてぇ~!」と甘える女性。

 ところがあのCMを見た大多数が「2人は絶対にデキている」「あの甘え方は愛人関係だからこそ」と口を揃えるが、いったいどうなっているのか。

 その「回答」が書かれたともいうべき本が、このたび発売される。著者はまさにあの「甘え上手」の歌手・保科有里。タイトルはそのものズバリの「愛人!? 困っちゃう…」(山中企画)だという。

 保科が「愛人」と指摘された相手は、「夢グループ」の石田重廣社長。夢グループの通販CMでは、保科が石田社長のアシスタントを担当している。

 保科は著書の中で、こう語っている。

夢グループの石田重廣社長とは、決して愛人関係ではありません。経営者としては尊敬するけど、男性としては、まったく好みとは違うタイプ。そもそも、社長、一人で何かを考えている時、よく指を眉間の前で何やら動かして、ボソボソと宇宙と交信してるみたいな時があるんです。そんな『宇宙人』みたいな人と愛人関係になれます?」

 同著では石田社長も、愛人疑惑について言及。いわく、

「私はお嬢さん系の人が好みなの。保科さんのような、スナックのママみたいな人は女性としては好きじゃない」

 ただし、CMコンビとしてはこれほど息の合った相方はいないらしく、石田社長は、

「僕と保科さんなら、台本なしでも30分でもアドリブでしゃべれる」

 おかげでトークだけでなく、去年は「夢と…未来へ」というデュエット曲まで出してしまった。当然、2人一緒に行動することも多く、地方に行った時などは、レンタカーを代わりばんこに運転して移動しているとか。保科も、

「だから愛人って誤解されるのかな。好きな食べ物でも、社長は魚料理で私はお肉。ぜんぜん違うし。みんなによく『愛人なんでしょ』って聞かれるんで、ホント、困っちゃう…」

 そうか、本のタイトルはそこからきていたのか。

アサ芸プラス