アル・ヒラルへの移籍が決定したブラジル代表FWネイマールが、所信表明を行った。

15日、パリ・サンジェルマン(PSG)からネイマールがアル・ヒラルへと完全移籍。契約期間は2025年までの2年間となった。

2年間の給与は3億ドル(約436億円)となり、各種アドオンや商業契約によっては総額4億ドル(約582億円)を受け取ることになるとされているネイマール。クラブを通じて、今回の移籍についてコメントした。

「僕は新たな歴史を書きたいと思っている。サウジ・プロ・リーグには大きなエネルギーとクオリティの高い選手がおり、今大きく成長している。そこが望ましい場所だと信じている」

「アル・ヒラルは素晴らしいファンがいる巨大クラブで、アジア最高のクラブだ。これは僕にとって、適切なタイミングで適切なクラブに、適切な決断を下したと感じさせてくれる」

「僕は勝つこととゴールを決めることが大好きで、サウジアラビアでもアル・ヒラルでも、それを続けていくつもりだ」

2017年夏に2億2200万ユーロ(約352億円)という史上最高額の移籍金でバルセロナからPSGへと加入したネイマールPSGでは、ここまで公式戦173試合で118ゴールを記録する活躍を見せている。6年の在籍期間に5度のリーグ・アン優勝を含め、13個のトロフィー獲得に貢献した。

しかし、年々置かれている状況は厳しいものに。2022-23シーズンはパフォーマンスがあまり上がらないでいると、シーズン終盤には足首を負傷。手術を受けて離脱し、ファンからは対談を求められていた。

プレシーズンにも参加した中、開幕を前にチームから外されることが決定。今夏の移籍をクラブに求められた中、古巣のバルセロナ移籍を希望したものの、慢性的な財政難を抱えていること、そしてチャビエルナンデス監督が獲得を求めていないことから移籍不可能に。その後、大きな関心を寄せていたアル・ヒラルへの移籍が決まった。