アメリカ、ミネソタ州で行方不明となっていた体長1.2mを超えるペットの大型トカゲが、5日後に近くの墓地で無事発見され、持ち主のもとに帰ってきた。
ポークチョップと名付けられたこの恐竜にも似た大型トカゲは、ペットとして人気の「アルゼンチン・ブラック&ホワイトテグー」だ。
飼い主がFacebookで脱走したことを伝え、もし見つけて保護してくれたら300ドル(4万3600円)の謝礼金を出すと呼びかけていた。
Pet Lizard returned safely home
8月4日、ミネソタ州ロチェスター在住のコディ・ホワイトヘッドさんの所有する、アルゼンチン・ブラック&ホワイトテグーという種の大型トカゲ、「ポークチョップ」が脱走した。
ホワイトヘッドさん一家は、9年間ポークチョップを飼っており、ここ2年、夏の間は野外の飼育ケージを使用していたそうだが、これまで一度も逃げたことはなかったという。
ポークチョップは囲いの下の小さな穴から体を平らにして抜け出し、脱走した可能性が高いという。
ホワイトヘッドさん一家はポークチョップをとてもかわいがっており、爬虫類の生息に適していると思われる近所の場所を探し回った。
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さらにロチェスター市の地元グループのFacebookページに、ポークチョップが逃げたことを伝え、保護してくれた人に300ドル(4万3600円)の謝礼金を出すと協力を呼びかけた。
ホワイトチョップはフレンドリーで、これまで一度も人を噛んだことはないので、近づいて保護しても大丈夫だと、ホワイドヘッドさんはFacebookページで告げた。
地域住民が保護し、飼い主に戻される
すると、地元住民が家から数ブロック離れたところにある墓地「Oakwood Cemetery」近くの自転車道でポークチョップを発見し、保護してくれた。
こうしてポークチョップは逃亡から5日後、無事ホワイドヘッドさんの元に帰ってきた。
保護してくれた人は、ホワイドヘッドさんが用意した謝礼金を一切受け取らなかったという。
ホワイドヘッドさんは、ポークチョップを安全に野外で飼育できる場所を作るまで、当分は室内で飼うそうだ。
二度とポークチョップを失うような、悲しい経験はしたくないそうだ。
アルゼンチン・ブラック&ホワイトテグー(Salvator merianae)は南アメリカ東部、中央部の熱帯雨林、サバンナ、半砂漠に生息する雑食性の大型トカゲだ。
体長はメスよりオスの方が大きく、80~140cm、寿命は15~20年と言われている。
とても頭が良く人慣れもするそうで、ペットとして人気が高いという。大型トカゲのため、狭い場所で飼育すると骨格異常や肥満の原因となるため、十分に広さのあるケージでの飼育が推奨されている。
References:Porkchop the pet lizard rescued after being on the loose for five days in Rochester | News | kimt.com / written by parumo
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