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【夏の怪談特集】真夏の暑いこの時期、怪談話で涼しい気分になってみては?今回はキャリコネニュースに寄せられた投稿の中から、60代前半の男性(契約社員)が夏の夜に体験した心霊話を紹介する。(文:コティマム)

これは男性が20歳の頃の話だという。約40年前、男性はエアコンがついていない部屋に住んでいた。

「深夜暑くて我慢できず、エアコン付きの車で涼もうと近所を走らせていました。出来たばかりのバイパスを流していて、300mくらい先のカーブの反対車線に街灯があり、そこに誰か立っているのが分かりました」

深夜のバイパスの街灯下に、人影を見つけた男性だったが…。

「まるでボールペンで黒く塗ったような感じで、黒いところがグニグニ動いている」

男性はその人影について、こう綴った。

「だんだん近いていくと普通と違うのが分かって、街灯の下にいるのにその人は全身真っ黒で、顔も衣服も判別できず。黒い部分はまるでボールペンで黒く塗ったような感じで、黒いところがグニグニ動いているような……。さらには、身長はゆうに2.5m以上くらいあって、ただ立っているのですが、こちらを見ているのは分かる」

近づくとそれは、“ただの人”ではないようだった。

「これはまともに見ると車に入ってくるような気がしたので、見えてないふりをして、自車の車線だけを見てその場をやり過ごそうと……。ことさら加速するようなこともなく通過したのですが、目の端には当然見えています。一番近くになった時、横目でチラッと確認したら、向こうの目だけがこちらを見ているように見えました」

その人影を意識しないように通過した男性だが、相手の目線は感じたようだ。

「そこから街灯が見えなくなってからは、エンジンふかして大急ぎで帰りました。40年ほど前のことです。それから10年に1回くらい妙な体験をするようになりました」

この出来事がキッカケで、男性の中の“見えるスイッチ”が入ってしまったのかもしれない。

※キャリコネニュースでは「あなたの恐怖体験」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/VB0R97DJ

怪奇!夏の深夜のバイパスで街灯下に見た黒い人影 「向こうの目だけがこちらを見ている」【夏の怪談特集】