チェルシーが、サントスに所属しているブラジル人FWデイビッド・ワシントン獲得に近づいているようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイギリス紙『イブニング・スタンダード』などが伝えている。

 2005年6月5日生まれで現在18歳のワシントンは、センターフォワードを本職とする187センチメートルのFW。サントスの下部組織出身で、今年4月にトップチームデビューを果たし、ここまで公式戦通算16試合出場で2ゴールを記録している。

 かねてよりチェルシーが関心を寄せていることが明らかになっていたが、今回の報道によると、チェルシーは移籍金1300万ポンド(約24億円)に400万ポンド(約7億円)の追加オプションが付随した契約でサントスとクラブ間合意に至った模様で、ワシントンとは6年契約を締結すると見られている。

 また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もワシントンメディカルチェックを終え、チェルシーとの契約に署名したことを伝えており、正式発表は時間の問題となっている。

 しかし、ワシントンがそのままチェルシーのトップチームに所属するかはまだ決断が下されてはなく、今年6月にチェルシーオーナーであるコンソーシアム『BlueCo』が買収したストラスブールにレンタル移籍する可能性もあるという。

 チェルシーは今夏、サントスからU-20ブラジル代表FWアンジェロガブリエルを獲得しており、ワシントンが加入すれば、サントスから今夏2人目の獲得となる。なお、アンジェロチェルシーのプレシーズンツアーに参加していたが、先日ストラスブールにレンタル移籍することが決定している。ワシントンの加入も決定的となっているようだが、果たしてアンジェロと同じ道を歩むことになるのだろうか。

チェルシー加入に迫るワシントン [写真]=Getty Images