マルセイユを退団したチリ代表FWアレクシス・サンチェス(34)がインテルへの復帰を検討しているようだ。

昨夏インテルとの契約解除に合意し、マルセイユへとフリーで移籍したサンチェス。1年契約を結んだマルセイユでは不動の1トップとして公式戦44試合に出場し18ゴール3アシストを記録。まだまだ錆びついていないことを十分に証明した。

12月で35歳を迎えるなか、現在でも欧州トップクラブでの活躍に情熱を燃やしていると伝えられ、古巣アーセナルへの逆オファーを拒否されながらもマルセイユからの契約延長オファーを固辞。各国のリーグ戦が続々と開幕するなか、無所属の状態が1カ月以上続いている。

そこへ驚きのニュースが。イタリアカルチョメルカート』によると、昨夏サンチェスに契約解除を申し出たインテルから接触があるといい、サンチェスは2年間在籍したインテルでバックアッパーという位置付けに少なからず不満を抱いていたとされるが、他にトップクラブからのオファーはなく、心が揺れ動いているという。

インテルにしてみれば、サンチェスの再獲得には余剰戦力と化したアルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)の売却が大前提となり、現在も買い手を探している状況。コレア売却からのサンチェス獲得が実現する見通しは、今のところ立っていないとみられている。

それでもインテル復帰を真剣に検討し始めているサンチェスはブラジルの名門サントスからのオファーを拒否。かつて高い評価を得られなかった場所への復帰をこの上ない挑戦だと捉えているとのことだ。

今夏の移籍市場は残り2週間。カギを握るのは、インテルのコレア売却だ。