10月6日(金) に公開される映画『アナログ』より、個性豊かな登場人物の場面写真が公開された。

本作は、ビートたけしによる原作小説を主演に二宮和也、ヒロインに波瑠を迎え映像化。喫茶店で出会った主人公の悟と、携帯を持たない謎めいた女性・みゆきが交わしたたったひとつの大切な約束。「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく。

悟とみゆきが出会った喫茶店「ピアノ」のマスター田宮を演じるのはリリー・フランキー。2人が会えた日には笑顔で店から送り出し、どちらかが来ることができず会えなかった日には、ずっと待ち続ける2人の姿を優しく見届ける慈愛に満ちたキャラクターだ。

リリー・フランキーは「とにかく目立たないように」と意識して演じたと明かす。また、共演した二宮の印象については「(共演する度に)本当に毎回素晴らしいなと。二宮君の作る雰囲気に引っ張られ、それがすごく理知的でもあり動物的でもあるというか。稀有な俳優さんだと思います」と語っている。

そして、悟が勤めるデザイン会社の面々として直属の上司である岩本を演じるのは鈴木浩介。「ドラスティック」「イシュー」といったカタカナビジネス用語を多用し、悟や部下たちを困惑させるキャラクターだ。悟はそんな岩本に自身のデザインをとられ、度々手柄を奪われているが、本人はあまり気にしていない様子。今井隆文演じるアフロヘアの同期・坂上や、円井わん演じる後輩の吉田からは「永遠に部長(岩本)のゴースト」と言われ、少しはプライドを持った方がいいと呆れられるなど、みゆきの前での姿とはまた違った悟の一面が伺えるシーンとなっている。

二宮は、悟を演じる上で意識したことについて「僕自身がいろんな人と会った時に、そのいろんな人ごとに僕の印象があるように、自分で自分を“こうなんで”と決める必要はないと思っています。僕が客観的に悟を見てしまうと、誰が悟を主観で見るんだということになります。僕が唯一考えなくていいキャラクターは自分が演じる役、と思っているので基本的には僕はあまり考えないですね。だから、みゆきさんや友達やお母さん、会社の人たちなど、周囲の人と一緒にいるときに、その人たちに向ける様々な顔があるということだけで充分なのかなと僕は思っているんです」と語る。

<作品情報>
アナログ

10月6日(金) 全国ロードショー

監督:タカハタ秀太
原作:ビートたけしアナログ』(集英社文庫)
脚本:港岳彦
音楽:内澤崇仁
インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント

■出演
二宮和也、波瑠

桐谷健太、浜野謙太/藤原丈一郎(なにわ男子)

坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美 

鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子/リリー・フランキー

公式サイト:
https://analog-movie.com/

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『アナログ』