伝説の超音速旅客機コンコルド」。同機をあまりにリアルに再現したラジコン模型が、アクロバティックに空を飛ぶ様子が、世界の航空ファンから話題を集めています。

まさかの「4発ジェット推進」

2023年8月にドイツで実施されたラジコン航空ショー「HORIZON HOBBY AIRMEET 2023」で、とある一本の動画が世界の航空ファンの注目を集めています。伝説の超音速旅客機コンコルド」のラジコン模型が、アクロバティックに空を飛ぶ様子です。

このコンコルドのラジコン模型は6分の1スケールで再現されており、長さは約10m、翼幅は4mとのこと。機体は精巧なつくりになっていることはもちろんのこと、推進には4基のジェットエンジンが使用されており、かなりのハイスピードで飛ぶことができます。

実際の飛行では、実機さながらのエンジン音を出しながら、低空での高速飛行やバレル・ロール、宙返りなどをする様子が公開されています。その再現度とアクロバティックな飛びっぷりに、SNSや公式YouTubeでは世界中から、次のようなコメントが集まっています。

・これまでTwitterで見たコンテンツのなかで最もクールだ!すごい!
・この模型を1分の1スケールにして与圧客室を設置すれば幸せになれるんじゃ…。
・ちゃんとノーズコーン(可動式の機首部分)を下げて離陸する律儀さw
・音がまるで「ビッグコンコルド」じゃないか!
・実物では絶対に見られないコンコルド宙返り、このサイズだとミニチュアには見えません。
・操縦技術もすごい。

ちなみに、同ショーの公式YouTubeアカウントは、この模型のことを「世界最大の”飛行する”コンコルド」と称しています。

なお、実機のコンコルドは、ブリティッシュ・エアウェイズとエールフランス航空の2社が2003年まで運航。ブリティッシュ・エアウェイズでは5万便弱が運航され250万人以上が搭乗、エールフランスでは約3万3000便が運航され約141万人が搭乗したと記録されてます。

ブリティッシュ・エアウェイズの「コンコルド」(画像:ブリティッシュ・エアウェイズ)。