今もっとも注目される人情もの小説の著者・泉ゆたかさんによる、抱腹絶倒&ちょっとホロリのヒューマンドラマ『おばちゃんに言うてみ?』を8月18日、新潮社より刊行致します。
人生の袋小路に入り込んでしまい、途方に暮れる登場人物を勇気づける大阪のおばちゃん。読むと元気になるビタミンのサプリメントのような小説です。本書は、著者の泉ゆたかさんが2021年にご逝去された、「みかん山プロダクション」創設者、辻イト子さんのご生前に取材させていただき、岸和田の方々のお話をうかがったりして、創作した物語です。
■推薦コメント
濱田マリさん
傷ついた心にスルンとはいってフワッと包んで、幸せに気付かせてくれる小畑のおばちゃん(ハート)
なる早でドラマ化して下さい!
■著者コメント
“大阪のおばちゃん”とは、明るくお節介で大声で、少々お下品なヒョウ柄のど派手な服を好む大阪在住の中年女性のこと。そんな全国の皆さんの期待に応える“大阪のおばちゃん”専門の芸能プロダクションが、岸和田のみかん畑の中に実在する――。そう知った瞬間に生まれた物語です。おばちゃんになると、生きるのはたいへんなことばかりです。ご一緒に、ちょっと一休みのひとときをお過ごしいただけると嬉しいです。
■書籍内容
溜め込んだらあかんよ。人に話したら、それだけで楽になることもあるねんで――。東京から大阪の夫の実家近くに引っ越し、関西のノリについていけず疲れ果てた沙由美。モデルの仕事を餌に、詐欺師まがいの男にマウントされる華。ネグレクト育ちで転売ヤーとして荒れた生活を送る達也。大阪は岸和田のおばちゃん・小畑とし子が追い詰められた人々を勇気づける、抱腹絶倒&ちょっと涙のヒューマンドラマ!
■著者紹介:泉ゆたか(いずみ・ゆたか)
1982年神奈川県逗子市生まれ。大阪府岸和田市在住。早稲田大学大学院修士課程修了。2016年『お師匠さま、整いました!』で第11回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。2019年『髪結百花』で第八回日本歴史時代作家協会賞新人賞と第二回細谷正充賞を受賞。他の著書に『君をおくる』『おっぱい先生』『お江戸けもの医 毛玉堂』「お江戸縁切り帖」シリーズ、「眠り医者ぐっすり庵」シリーズなどがある。
■書籍データ
【タイトル】『おばちゃんに言うてみ?』
【著者名】泉ゆたか
【発売日】2023年8月18日
【判型】四六変大・ソフトカバー
【定価】1,870円(税込)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355261/
配信元企業:株式会社新潮社
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