男性の生きづらさを長年、取材している近畿大学教授でジャーナリストの奥田祥子氏の新刊『シン・男がつらいよ――右肩下がりの時代の男性受難』(2023年7月21日発売/朝日新書)が大好評発売中です。8月12日にプレジデントオンラインに掲載された、本書からの抜粋記事「定年前まで"勝ち組"だったのに…元人事部長が再雇用後に同期や部下から受けた『屈辱的な仕打ち』の数々」も、大きな反響を呼びました。可視化されにくい、支配される側の男性たちの苦悩とは? 職場でも家庭でも居場所をなくした男たちの実像を描いた、渾身のルポです。

深刻化する男性の「生きづらさ」をとらえた渾身ルポ!

実質賃金は下がり続け、行き過ぎた女性登用でポストを追われ、ハラスメントの訴えに怯える日々。育児にはげめば左遷され、なおも「稼いでこそ一人前」と自分を追い込み、弱音も吐けない……。胸打つ詳細ルポを通して、日本企業の弊習や「男らしくあらねば」という性規範の呪縛を浮き彫りにします。男たちを追い込んでいるものは何か。社会の歪みを直視し、誰もが生きやすくなる道を考えます。

  • 【目次】

第1章 女性に虐げられる男たち

男性が女性を支配する時代の終焉/「女性優遇」が招く男性差別など

第2章 男性に蔑まれる男たち

「男らしくない」男性の苦悩/定年後雇用で「奈落の底」など

第3章 母親に操られる男たち

承認欲求を満たしてくれる唯一無二の存在/“無償の愛”という名の支配など

第4章「親」の代償を払わされる男たち

負の遺産を背負う若年層/「就活セクシズム」の衝撃など

第5章 誰も支配されない社会に向けて

「男らしさ」の呪いなど

  • 【著者略歴】

奥田祥子(おくだしょうこ

近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。元読売新聞記者。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。専門は労働・福祉政策、ジェンダー論。2000年代初頭から社会問題として俎上に載りにくい男性の生きづらさを追う。著書『男はつらいらしい』『男性漂流』『「女性活躍」に翻弄される人びと』がベストセラーに。

『シン・男がつらいよ――右肩下がりの時代の男性受難』(朝日新書)

著者:奥田祥子著

ISBN:9784022952202
定価:935円(本体850円+税10%)
発売日:2023年7月21日(金曜日)
新書判並製 240ページ 新書916

https://www.amazon.co.jp/dp/4022952202

配信元企業:株式会社朝日新聞出版

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