アナハイム近郊の出身のスキーンズは二刀流に挑戦していたが、プロでは投手専念の道を選んだ(C)Getty Images

 大谷翔平は現在、打率.3065(3位)、42本塁打(1位)、85打点(3位)と打撃三部門でいずれもリーグトップクラスにランクインしている。投手としても防御率3.17(6位)、10勝(7位)、165奪三振(5位)と好成績。ここ数年間二刀流として大車輪の活躍を見せている。

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 大谷の影響を受けて二刀流に取り組み、2023年のMLBドラフト1巡目(全体1位)でパイレーツに指名されたポール・スキーンズは、大谷に次ぐ二刀流プレイヤーとしてそのキャリアが注目されていた。

 ただ、アメリカのスポーツメディア『Clutch Points』によると、パイレーツ側から打者としての可能性を提案されたものの、スキーンズは断ったという。実際、スキーンズ自身はルイジアナ州立大で投球に専念しており、「打撃をしていない時ほど身体の状態が良いです」と話すなど、投手としてプレーする姿勢を示している。

 そのため、同メディアでは「スキーンズは次のショウヘイ・オオタニになろうとは思っていない」としつつ、「スキーンズが投手兼野手のプレイヤーになろうとしても、おそらく我々は二度とオオタニのような選手を見ることはないだろう」と綴る。仮にスキーンズが二刀流を試みても、大谷クラスの成績を残すことは難しいと指摘した。

 とはいえ、スキーンズはドラフト1位指名を受けた逸材。「彼はパイレーツの中心選手になる可能性がある。スキーンズのマイナーリーグでの成長、どれくらいの早さでランクを上げてパイレーツでプレーするのか、その進展に注目したい」とも記しており、期待感の高さを伺わせた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平に続くと期待された”二刀流候補”のドラ1は投手に専念 米メディア「二度とオオタニのような選手を見ることはないだろう」