セガは8月18日(金)、モバイル向けに展開されるアクションゲーム『アングリーバード』の開発・運営であるフィンランドの「Rovio Entertainment Oyj」(以下、Rovio)社がセガグループの一員に加わったことを発表した。

 本発表はもともと決まっていたもので、今年の4月時点で1036億円でRovio社と友好的な買収が決定したことを発表している。

 セガはコンシューマーからアーケードまで日本の多くの人気ゲームを輩出してきたゲーム会社だ。同じ色をそろえて消していくパズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズやブロックを綺麗に消していく『テトリス』シリーズはもちろん、『ソニック』シリーズや『龍が如く』シリーズ、『サクラ大戦』シリーズなど数多くの名作を生み出してきた。

 一方でRovio社はモバイル向けに展開されているアクションゲーム『アングリーバード』シリーズで知られる会社だ。ゲームは赤い鳥をフリックショットし、マップに点在する敵を倒していく内容となる。本作は2009年に発売されて以来、世界中で大ヒットとなり、2019年時点で全世界40億ダウンロードを突破したことが発表されている。

『アングリーバード』で知られるRovio社はセガグループの一員になったことが発表された_001
(画像は『セガ』公式Xアカウントより)

 4月に発表されたリリース内容によると、買収に至った背景としてモバイルゲーム市場は年平均成長率で2026年までに5.0%成長するとし、モバイルゲームを含むグローバルゲーム市場においてプレゼンスを高めるために、買収を進めることを決断したという。

 今後のセガ社のモバイルゲーム市場への展開にも期待したい。

『セガ』公式Xアカウント