2023-24シーズンのブンデスリーガが18日に開幕し、ブレーメンバイエルンが対戦した。

 11連覇中の王者バイエルンは、新加入のキム・ミンジェとハリー・ケインが加入後公式戦初先発。ジョシュア・キミッヒやレロイ・サネらもスタメンに名を連ねた。

 試合の均衡が破れたのは開始4分、バイエルンが先制に成功する。キム・ミンジェがインターセプトしたボールをジャマル・ムシアラがつなぎ、それを受けたサネがケインとのワンツーで相手DFラインの背後に抜け出す。そのまま相手GKとの一対一を迎えたサネは、右足でゴール左下へと流し込んだ。

 対するブレーメンは9分、左サイドで獲得したフリーキックから、マーヴィン・ドゥクシュがゴールへ向かうボールを供給。ゴール前のニクラス・フュルクルクが合わせてヘディングシュートを突き刺したものの、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。

 その後はバイエルンが何度かブレーメンのゴールを脅かすものの、追加点には至らず前半終了。1点リードで折り返したアウェイチームは後半もチャンスシーンを迎えるが、キングスレイ・コマンのシュートがポストに阻まれるなど、なかなかリードを広げられない。

 それでもバイエルンブレーメンの追い上げを許さず、迎えた75分に待望の2点目を獲得する。コマンとのワンツーで左サイドを崩したアルフォンソ・デイヴィスが、グラウンダーでアーリークロスを供給。ボックスの近くで収めたケインは、右足を振ってゴール左下へと流し込んだ。

 バイエルンは90分に3点目を奪う。途中出場のトーマス・ミュラーエリックマキシム・チュポ・モティングが、ワンツーパスでブレーメンの守備網を突破。最後はミュラーがペナルティエリア右から折り返し、ゴール前のサネが合わせて押し込んだ。

 そして後半アディショナルタイム4分、バイエルンブレーメンにトドメを刺す。途中出場のマティス・テルが、ペナルティエリア左でデイヴィスのリターンパスを受け取り、右足一閃。強烈な一撃をゴール左隅へ突き刺した。

 試合はこのまま終了し、バイエルンが12連覇に向けて快勝スタートとなった。次節、ブレーメンは26日にMF堂安律が所属するフライブルクと、バイエルンは27日にMF奥川雅也が所属するアウクスブルクと対戦する。

【スコア】
ブレーメン 0-4 バイエルン

【得点者】
0-1 4分 レロイ・サネ(バイエルン
0-2 75分 ハリー・ケインバイエルン
0-3 90分 レロイ・サネ(バイエルン
0-4 90+4分 マティス・テル(バイエルン

【ゴール動画】ケインのお膳立てからサネが今季ブンデス第1号

ブレーメンとバイエルンが対戦した [写真]=Getty Images