アメリカ・フロリダ州の住宅で、両親に金を無心した息子が逆上。母親に暴行を加えて、父親に銃で撃たれる事件が発生した。『North Escambia.com』『WEAR NEWS』などの複数のメディアが伝えている。
■家庭内トラブルが銃撃事件に
フロリダ州警察のエスカンビア・カウンティ署の発表によると、7月26日午後6時頃、カウンティ内のとある住宅から「家庭内トラブル」の通報があったという。
現場に駆け付けた警察は、床にうつぶせで横たわる男（33）を発見。男は臀部付近を銃で撃たれており、「出血している。死んでしまう」などと訴えていたという。ほどなくして、男は救急車で近くの病院に搬送された。
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■金銭要求した息子の暴力が発端
男を撃ったのは、同居しているとみられる父親だ。父親の話によると、酒に酔って帰宅した男が、父親と母親に金を無心してきたという。
男の要求に両親がどのように返答したのかは不明だが、口論に発展し、激高した男は母親の顔面を思いきり叩いたそうだ。
次に父親の持っていた杖を奪い、武器のように振り回して父親を叩こうとした。父親は最近、片脚を切断する手術を受けたばかりで、病み上がりだったという。
■虐待容疑で息子が逮捕
恐怖を感じた父親は家にあった銃を持ち出して、男を銃で撃ったという。銃弾は、男の左臀部の上付近に命中した。
病院で治療を受けた男は命に別状はなく、数日後に退院。それを待っていた警察は、暴行罪、高齢者虐待など複数の容疑で男を逮捕した。後日に保釈金が設定されたが、男は現在も刑務所に拘留されているという。
なお、父親の「息子銃撃」は正当防衛と認められたようで、特に罪には問われていない様子だ。
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