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日本の南の海上では雲が発達しやすい状態となっていて、数日中に熱帯低気圧が発生する可能性もあります。来週の天気に影響することも考えられるので、今後の動きに注意が必要です。

日本の南海上で雲が発達しやすい

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日本の南の海上では積乱雲などの雲が次々と発生しやすい状態となっています。衛星画像を見ても、小笠原諸島のすぐ南では白く発達した雲がいくつも見られ、まとまりつつあるものもあります。

このエリアの海面水温はきのう18日現在で27~28℃くらいと、周囲よりも少し低めです。平年と比べても低いエリアとなっています。台風が発生する海面水温は一般的に26~27℃と言われています。

今の所、台風が発生する予想はありませんが、雲のまとまり方次第では台風のたまごの「熱帯低気圧」が発生する可能性があります。

数日中に熱帯低気圧発生か 予報に幅がある

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22日(火)の天気図を見ると、沖縄の東に熱帯低気圧が予想されています。ただ、もう少し早めに熱帯低気圧が発生する可能性もあり、予報に幅があります。いずれにしても数日中に発生する見込みです。

熱帯低気圧の発生後は西よりに進み、西日本や沖縄方面へ向かう予想です。熱帯低気圧のまま進むのか、消滅するのかなど発達の程度もはっきりしませんが、来週は湿った空気が日本付近に流れ込みやすくなりそうです。

来週は湿った空気流入 九州や四国などで連日雨

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来週は太平洋側を中心に熱帯低気圧がもたらす湿った空気の影響を受ける可能性があります。

沖縄では21日(月)頃に雨が降りやすくなりそうです。九州や四国は雨の日が続き、熱帯低気圧の動き次第では雨量が増える可能性もあります。近畿~関東も傘マークは少ないですが、大気の状態が不安定で、しばらくは急な雨や雷雨に注意が必要です。

日本付近にどのくらい影響が出るか不確定要素が多いので、気象情報をこまめに確認してください。

熱帯低気圧が発生か 日本の南で次々と雲が発達 来週の天気に影響も