駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、これまでに反響の高かった3作品をご紹介!

【漫画】本編を読む

■終電後に酔っ払いの対応をする駅員

ある日の夜勤、業務が間もなく終了するペン助。同僚の駅員が駅構内で動けなくなった酔っ払いのお客さんを発見!!辛そうな様子なので、ペン助は「救急車を呼びますか」と問いかけるが、そのお客さんは気持ち悪そうだが「1人で帰れる」とのこと。そのお客さんが帰らないと業務が終わらず、心の中では早くお客さんに帰ってほしいと思う駅員たち。夜勤する駅員の日常を描いた作品だ。

■「クレームは病気が原因だった」と告白するお客

ある日のこと、ぺン助のところに笑顔で挨拶をしに来たお客さん。彼に気付いたペン助は『また来たよ、田中の野郎。今日はどんなクレームだ?』と心の中で思うばかり。すると、田中さんはペン助に今までのことを謝り、これまでの行動は頭の病気が原因だったことを告白。その後、田中さんがペン助の前に現れることはなかった。さまざまな事情を抱えた人たちが駅を利用していることがわかる作品。

■『駅の改札を出なくても往復分支払う』ルールに驚くお客

ある日、ペン助のもとに女性のお客さんがやって来る。改札を出なくても運賃を支払う必要があるのかと質問されたので、ペン助は駅から出なくても電車に乗ったら往復分支払うことを説明する。すると、そのお客さんはペン助の回答に驚いた様子だ。その一部始終を見ていた男性たちは、ルール通りにしか動けないのかよと駅員を非難!!正しいことを伝えているだけなのに、なぜ駅員が悪者扱いされるのかと憤りを感じる作品だ。

本作以外にも、さまざまな駅員漫画を描いているザバックさん。著者にこれまで経験した中で最強のクレーマーについて聞くと、「一番厄介という意味なら、暴力を振るうクレーマーですかね…。相手にしたくはないですが、殴られたり制帽を奪われたり、物を投げつけてきたりします。もちろん、警察に助けてもらいますけどね。警察が来てくれるまでは、本当に怖いです」と話してくれた。

駅員の日常やクレーマーの対応などがよくわかる今回の作品。X(旧Twitter)やブログではほかのエピソードも投稿されているので、気になる人はぜひ読んでみて!

取材協力:ザバック(@theback_blog)

終電が終わり、あとは点検業務だけのペン助だが…/画像提供:ザバックさん