アル・アハリ(サウジアラビア1部)は20日、アタランタからトルコ代表DFメリフ・デミラルが完全移籍で加入することを発表した。

 デミラルとアル・アハリは2026年夏までの3年契約を締結。イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、アタランタに対しては移籍金2000万ユーロ(約32億円)が支払われた模様だ。

 現在25歳のデミラルは、フェネルバフチェやスポルティングなどを経て、2019年1月にサッスオーロへ加入。同クラブで評価を高め、半年後の2019年夏にユヴェントスへのステップアップを果たした。ユヴェントスではひざの前十字じん帯を断裂する大けがに見舞われたこともあり、2シーズンでの公式戦出場は32試合にとどまった。

 2021年夏にアタランタへ期限付き移籍で加入し、翌シーズンに移籍金2000万ユーロで完全移籍に移行。2シーズンで公式戦通算70試合に出場したが、昨シーズン後半は序列が下がって出場時間を減らしていた。

 今夏の移籍市場で積極的に補強を行っているアル・アハリは、ローマからブラジル代表DFロジェール・イバニェス、チェルシーからセネガル代表GKエドゥアール・メンディを獲得しており、デミラルの加入によって鉄壁の守備構築が期待される。なお、アル・アハリは、バルセロナからコートジボワール代表MFフランク・ケシエ、ニューカッスルからフランス人FWアラン・サン・マクシマン、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズリヴァプールからブラジル代表FWロベルト・フィルミーノも獲得している。

【公式画像】アル・アハリがデミラルの獲得を発表

アル・アハリに移籍したデミラル [写真]=Anadolu Agency via Getty Images