ビートたけし・北野武

20日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけし自民党女性局のフランス研修とSNS投稿をバッサリと斬った。


■自民党女性局の炎上に…

自民党の「新人女性候補者に100万円を支給」について議論した20日の『TVタックル』。

そのなかで大竹まことが元自民党議員でタレントの金子恵美に「与党議員のフランス旅行、女性。あのことはどう思うの?」と自民党女性局がフランスに研修したうえ、エッフェル塔の前でポーズを撮った画像をSNSに投稿し炎上した事案を質問した。


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■金子が持論展開

金子は「自民党女性局って全国的組織なところがあって。視察というよりは研修と銘打った親睦を深める、普段の女性国会議員だけじゃなくて、地方の女性議員とか地域で自民党の活動をしてくださってる女性の方との親睦というのも意味合いとしてあった」と指摘する。

続けて「地方の女性の方々に喜んでもらおうとするような工程表を作ってしまって、まさかあれが出ると思わなかったというのがあると思うんですけど、私は意味合いが違う女性局の研修よりも、それによって議員視察の全部が問題視されていることがちょっと問題だなとむしろ思っていて」と話した。


■罪が大きい?

さらに金子は「今回の夏の間にウガンダ難民キャンプに行って視察をして、帰ってきてそれを政策に反映させようとしてる女性議員もいるんです」と訴える。

そのうえで「あの女性局の視察というか研修が、『全部の議員視察がみんなああいうふうなことをしてるんじゃないか 、海外に行ったら』と思われているのは、 私はそれだけでも罪が大きいと思っています」と持論を展開した。

■たけしがバッサリ

話を聞いた阿川佐和子は政治家の不用意なSNSでの投稿について「どうしてあれが拡散するのを気がつかないのか?」などと疑問視する。

東国原英夫が「資質の問題」と指摘すると、たけしは「資質というよりもセンスだよ。 国会議員が海外に行ったときのレポートとして、SNSやなんかにあげるのには、センスがなさすぎる」と指摘した。

さらに「だって、エッフェル塔の前で写真を撮って。このセンスのなさと、国会議員としてのセンスのなさと、同じだから。だからダメだというんだよ」とバッサリ切り捨てていた。


■政治家の仕事評価する人は…

たけしが切り捨てた自民党女性局の行動。今後、フランス研修が政策に活かされる可能性もあるが、SNSに投稿された画像によって「本当に仕事をしているのだろうか」という疑念を生んでしまったようだ。

Sirabee編集部が全国の10~60代の男女2,168名に実施した調査でも、すべての世代で政治家の仕事を評価していない人のほうが多く、60代は12.2%と低い割合になった。

政治家の仕事 新ロゴ

たけしの意見に、視聴者からは納得の声が上がっていた。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日 対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)

ビートたけし、自民党女性局のフランス研修とSNS投稿に憤慨 「センスない」