奇跡の新幹線ドクターイエロー

「鉄道ファンも大興奮」目撃!出会うことが奇跡の新幹線“ドクターイエロー”との思い出とは?の画像一覧

出会うことが奇跡の新幹線ドクターイエローは出会えた瞬間が一生忘れられない思い出になる。鉄道好きとして知られる識者3人にとってもドクターイエローとの思い出は特別なものだった。

「ドクターイエローは流れ星のような存在。ロケ中に出会った姿は神々しかったです!」(鉄道大好き芸人/吉川正洋さん)

ロケの最中にドクターイエローに出会えると、番組の画が一気に派手になります。一度『笑神様は突然に…』という番組のロケ中に「今日ドクターイエローに会えるかも!」とロケバスの中がざわざわしはじめ、実際に米原駅で遭遇して大盛り上がりでした。

『鉄道ひとり旅』という番組でも見ることができて、そのときのドクターイエローは夕陽を浴びて輝いていましたね。僕にとってドクターイエロー流れ星のような存在です。走行中にすれ違ったらお願い事をしようと思っているのですが、なかなかうまくいきません。車両が短いのでシュッと過ぎ去ってしまう。でもそこがいいのだと思います。これからも一瞬のラッキー感を楽しみにしています!

「ドクターイエローの魅力はラッキー感。たまたま会えると本当に嬉しい気持ちに。いいことあるかもと思わせてくれる存在です」ドクターイエローの魅力はラッキー感。たまたま会えると本当に嬉しい気持ちに。いいことあるかもと思わせてくれる存在です」

「ロケ中に多摩川の土手で偶然見たドクターイエローは夕陽を浴びて輝いていました。神々しくて本当にカッコよかったです!」「ロケ中に多摩川の土手で偶然見たドクターイエローは夕陽を浴びて輝いていました。神々しくて本当にカッコよかったです!」

吉川さんが子どもの頃に図鑑で見て感動した922形ドクターイエロー。現在は名古屋市にある「リニア・鉄道館」に展示されている吉川さんが子どもの頃に図鑑で見て感動した922形ドクターイエロー。現在は名古屋市にある「リニア・鉄道館」に展示されている。

鉄道大好き芸人/吉川正洋さん(ダーリンハニー
1977年生まれ、東京都出身。2000年デビューのコントデュオ、ダーリンハニーの七変化担当。タモリ電車倶楽部会員No. 009。鉄道(乗り鉄)と横浜DeNAベイスターズの熱狂的ファンとして知られる。『鉄道伝説』(BSフジ)、『鉄道ひとり旅』(スカパー!鉄道チャンネル)ほか出演中。

「悲しいことがあった日でも偶然の出会いが勇気をくれます!」(女子鉄アナウンサー/久野知美さん)

見ると幸せになれる、といわれているドクターイエロー。子どもからお年寄りまで虜にする国民的スター感は、芸能界でいえばタモリさんだと思うんです(笑)。ダイヤが開示されていないミステリアスなその存在は、狙っていてもなかなか会えないもの。

これまで7回ほど会えたのですが、一番の思い出は5年前のことです。前日にかわいがっていた愛犬を亡くし、悲しみに打ちひしがれていたんです。けれども、それで仕事を休むわけにはいかず、後ろ髪を引かれる思いで東京から広島に向かったところドクターイエローが待っているという奇跡が……! 天国の愛犬が「頑張ってね」と引き合わせてくれたかのような出会いに、とても励まされました。あのときの感動は忘れられません。

「出張先の名古屋駅ホームでまさかまさかの鉢合わせ!! 手前に映っているのはN700A。夢の3ショットが撮れました!」「出張先の名古屋駅ホームでまさかまさかの鉢合わせ!! 手前に映っているのはN700A。夢の3ショットが撮れました!」

「2018年に仕事で向かった広島駅で遭遇。前⽇に亡くなった愛犬が引き合わせてくれたんだなと、力強いパワーをもらえました」「2018年に仕事で向かった広島駅で遭遇。前⽇に亡くなった愛犬が引き合わせてくれたんだなと、力強いパワーをもらえました」

女子鉄アナウンサー/久野知美さん
大阪府出身。フリーアナウンサー、タレント。タモリ電車倶楽部会員No.024。筋金入りの鉄道好きとして知られ、東武鉄道西武鉄道などの車内放送も行う。『友近・礼⼆の妄想トレイン』(BS⽇テレ)、『Let’sトレ活!』『鉄道伝説』(ともにBSフジ)、『ハーフタイムツアーズ』(テレビ東京)、『サタデーステーション』(テレビ朝⽇) 公式Youtube ほか多数出演中。

「取材で車内に入ったときは天にも昇る気持ちでした!」(鉄道ジャーナリスト/松沼 猛さん)

ドクターイエローをはじめて知ったのは子どもの頃に見た雑誌です。当時はドクターイエローとは呼ばれていなかったような気がしますが、黄色い車体は強く印象に残っています。

鮮烈な車体カラーが一番の魅力だと思いますが、鉄道雑誌に携わるようになり、検測方法やその精度の高さなどを知るにつれて、ますます好きになりました。ドクターイエローは日本が世界に誇れる新幹線です。新幹線の安全・安定運行はドクターイエローなしには語れません。

「ドクターイエローは一般公開イベントでも大人気。2016年にはじめてドクターイエローの車内に入ったときは大興奮でした」ドクターイエローは一般公開イベントでも大人気。2016年にはじめてドクターイエローの車内に入ったときは大興奮でした」

鉄道ジャーナリスト/松沼 猛さん
1968年生まれ、大阪府出身。2008年から『鉄道のテクノロジー』編集長を務めた後、2013年5月に独立。現在は子ども向け鉄道誌『鉄おも!』編集長のほか、鉄道専門誌やウェブにも多数寄稿している。

文/伊藤伊万里 編集/岡藤充泰(ライトアウェイ)

※『MonoMaster』2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります

「鉄道ファンも大興奮」目撃!出会うことが奇跡の新幹線“ドクターイエロー”との思い出とは?