残酷な天使のテーゼを作詞、その他にも数々のアーティストや有名作品の主題歌を担当した日本を代表する作詞家、及川眠子さん。Winkが大好きだった筆者にとって、尊敬以外の言葉が出てこない程のレジェンド様でございます。その及川さん、代表曲である「残酷な天使のテーゼ」を使った「酷すぎる企画」にご立腹だそうで……確かに、これは腐ってる！企画した人、マジでテレビマン辞めた方がいいですよ、今すぐにね。
及川眠子さんを激怒させた企画とは……Winkを始め多数のアーティストに詞を提供、彼女作品を知らない人はいないレベルの作詞家である及川眠子さん。特に新世紀エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」は、JOYSOUNDで過去30年間最も歌われた曲としても知られています。
その及川さんの元に届いたオファー、残酷な天使のテーゼを使った最悪の企画とは……
私が「はーいやります、喜んで」と引き受けると思ってるんだろうか。舐められたもんだな。
— 及川眠子 (@oikawaneko) August 19, 2023
思わず吐き気がするほどの酷い企画、それを作詞家本人に平気でオファーするとは……「本当に心の奥底から死ねっ！」と言いたくなる気持ち、本当にわかります。この国のテレビ番組は腐っていると思った、ということから、テレビ番組のオファーだったんですね。
推測するのは野暮かもしれませんが、なんとなく人をあざ笑うような番組なのかな……違ったら申し訳ありませんけれど。
なるほど……これは腐ってるな及川さんのポストには、引用リポストで多くの意見が寄せられていました。
・どこの局のなんていう番組か是非拡散希望
・『新世紀エヴァンゲリオン』ファン、高橋洋子ファン、そして言うまでもなく作詞家に対する敬意が全く感じられない
・その企画に面白さを1ミリも感じないのだが、そのテレビマンはモラル云々の前に能力が低すぎではないだろうか
・テレビ業界に向いてない企画ですね。エヴァの世界観、先生の感情どちらも壊すなんて酷い
・人の傷口抉るような企画とか大嫌いだから、テレビ観たいと思わないんだよな〜
ほとんどは上記のような真っ当な意見でしたが、こんなにわかりやすいポストにも「クソリプ」ではなく「クソポス」でいいのかな……取り上げるのを躊躇するようなどうでもいい言葉を投げる輩がいるものです。腐ってるのはテレビ業界だけではなく、X(旧Twitter)を利用している「一部界隈」なのかも……。
どうやったら及川眠子さんクラスのレジェンドに、このようなクソ企画を依頼できるのか。その鉄の心臓っぷりが、テレビマンの長所と思い込みがちな短所のような気がします。
【及川 眠子（おいかわ ねこ）】
生年月日：1960年2月10日
出身地：和歌山県
1985年三菱ミニカ・マスコットソング・コンテスト最優秀賞作品、和田加奈子「パッシング・スルー』でデビュー。Wink「淋しい熱帯魚」「愛が止まらない〜Turn It Into Love」、新世紀エヴァンゲリオン主題歌「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」、やしきたかじん「東京」、CoCo「はんぶん不思議」等ヒット曲多数。
数々のシンガーに詞を提供するとともに、アーティストのプロデュース、ミュージカルの訳詞や舞台の構成、ＣＭソング・アニメソング・映画やテレビの主題歌の作詞、エッセイやコラム等の執筆や講演活動も行っている。
1989年「淋しい熱帯魚」で第31回日本レコード大賞を受賞
1994年「東京」で全日本有線放送大賞、読売テレビ最優秀賞を受賞
2011年「残酷な天使のテーゼ」でJASRAC賞金賞を受賞
残酷な天使のテーゼと聞いて、綾波レイのコスプレが尋常じゃなく似合う方のことを思い出しました。
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