新型コロナウイルス感染拡大によって全公演中止となった2020年から3年の時を経て、2023年8月17日(木)東京建物Brillia HALLにて、日本初上演ミュージカルスクールオブロック』が開幕した。

柿澤勇人

柿澤勇人

コメディ映画「スクール・オブ・ロック」を原作に、アンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュースと音楽で2015年にミュージカル化。本作は、ブロードウェイ、ウエストエンドをはじめ世界で大ヒットを記録した、ミュージカルスクールオブロック』の日本版だ。

(左から)太田基裕、西川貴教

(左から)太田基裕、西川貴教

(左から)梶裕貴、柿澤勇人

(左から)梶裕貴、柿澤勇人

濱田めぐみ

濱田めぐみ

名門進学校の臨時教師になりすまして生徒たちにバンドを組ませるデューイ・フィン役を、西川貴教と柿澤勇人がWキャストで演じるほか、濱田めぐみ梶裕貴、太田基裕、はいだしょうこ宮澤佐江ら魅力溢れるキャストが集結。日本版の翻訳・演出に鴻上尚史、訳詞を高橋亜子が担当。当初は2020年に上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全公演中止となり、今回のために改めて生徒役のオーディションが行われた。

西川貴教・チームビート

西川貴教・チームビート

柿澤勇人・チームコード

柿澤勇人・チームコード

夢を追いかけ続けるデューイのピュアで真っすぐな破天荒な授業によって変わっていく子供たちの姿は、次第に教師や保護者たちの心をも変えていくことになる。ロイドウェバーの沁み渡るメロディと、本作の魅力である生徒たちによる生のバンド演奏は劇場中を熱気に包み、観客たちの魂が揺さぶられる。客席が一体となる一生忘れられない、ご機嫌で最高のミュージカル。あなたも一緒に劇場で心の旅路を体感しよう。

(左から)太田基裕、はいだしょうこ

(左から)太田基裕、はいだしょうこ

(左から)宮澤佐江、梶裕貴

(左から)宮澤佐江梶裕貴

(左から)濱田めぐみ、西川貴教

(左から)濱田めぐみ西川貴教

なお、東京公演は9月18日(月祝)まで東京・東京建物Brillia HALLにて、その後9月23日(土祝)~10月1日(日)大阪・新歌舞伎座にて上演。

柿澤勇人、チームコード

柿澤勇人、チームコード

 
【ストーリー】
アマチュアロックバンドの ギタリストのデューイ(西川貴教/柿澤勇人) は心からロックを愛する男だったが、その熱すぎる情熱と勝手なパフォーマンスが原因でバンドをクビになってしまう。 友人ネッド(梶 裕貴/太田基裕) のアパートに居候しているデューイだが、貧乏で家賃すら払えず、ネッドの 恋人パティはいだしょうこ宮澤佐江) と喧嘩し住む場所も無くなりそうな最悪な状況に。そんな時、ネッドに私立学校の臨時教師の話が舞い込み、仕事が欲しかったデューイはネッドになりすまして名門ホレス・グリーン学院へと向かう。
厳格な ロザリー校長(濱田めぐみ) のもとエリート進学校として名高いホレス・グリーン学院だが、デューイは厳格な規律の多い学校で過ごす子供たちが無気力な事に気がつき、さらに担任したクラスの子供たちに音楽の才能があることも見つけ、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつく。そして、学校や親に気づかれぬよう、授業と称して子供たちにロックのあらゆることを教え始める。 クラシックしか耳にしたことがないような生徒たちは、最初は困惑していたが、やがてデューイの陽気な人柄やロックの開放感、ありのままの自分を認めてくれるデューイに魅力を感じはじめ、一緒にバンドバトルを目指して猛練習を始める。ある日、デューイが偽物教師だということがバレてしまうが、デューイとのロックを通し変わり始める子ども達の変化は、周囲の大人たちをも変えていくことになる。


プレスコール時 コメント

西川貴教(Wキャスト)
この作品に出演しないかとお声がけいただいてからこうして初日を迎えるまで4年ほど待ちました。2020年公演が中止になってしまい、残念ながら出演できなかった生徒役のみんなもいます。その分の思いや、今回のこのチームとして新たなパワーをステージに与えてくれるスタッフやキャストの皆さんが沢山いらっしゃいますので是非ともそれを会場で受け止めにいらしてください。よろしくお願いします。

■︎柿澤勇人(Wキャスト)
先ほどプレスコールをご覧いただきましたが3曲やっただけでも僕の汗が飛び散って水たまりになるくらい、すごいエネルギーが必要な舞台なのでこの夏にピッタリな作品だと思います。3年前にこの作品を立ち上げて、オーディションも受かって、さぁやろうといった時に中止になってしまった生徒役の子どもたちも来てくれると思いますし、彼らが観て「やりたかったな」と思えるような、そして「なんだ私たち/俺たちの方が良かったじゃん」と思われないように一生懸命誠実に取り組みたいと思います。

■︎濱田めぐみ
今年の夏、そして今年の夏休みは是非『スクールオブロック』で熱くみんなで盛り上がりたいと思います!劇場でお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。

■︎梶 裕貴(Wキャスト)
自分にとって2度目のミュージカルで、こういう雰囲気・テイストの作品は初めてですが本当に楽しい作品に関われたなと嬉しく思っております。スタッフキャストの皆さん、カンパニーの皆さん、本当に素敵な方々ばかりでリスペクトの気持ちがいっぱいでキャラクターと同じように個性豊かです。色んな組み合わせがありますので何度も繰り返し遊びに来ていただけると嬉しいなと思います。

■︎太田基裕(Wキャスト)
本当にどんな方でも楽しめるようなキャッチーな作品になっていると思います。子どもたちの癒しのパワーだったり、勇気だったり、希望だったり。そんなものを持って帰っていただけたら幸せに思います。楽しんでください。

■︎はいだしょうこ(Wキャスト)
もうすぐ初日ということでドキドキしておりますけれども、みんなで力を合わせて迎えたいと思っております。心動かされるミュージカルで元気がない方にも絶対にパワーをもらって帰っていただける作品だと思いますので、是非皆さん劇場にいらしてください。

■︎宮澤佐江(Wキャスト)
本当に初日を迎えられることが今嬉しく思いますし、すごく楽しみです。主人公デューイの熱いハート、諦めない心、そして自分らしく生きること。子供たちだけでなく大人の皆様の背中も押してくれる作品になっていると思いますので、この夏一緒にロックに行きましょう!

■︎鴻上尚史(翻訳・演出)
日本初演ということですが、日本でやる意味のある本当に最高なミュージカルだと思います。夏休みですし、舞台上では小学生がみんな実際に楽器を弾いたり、歌を歌ったり、踊ったりしているので、もしお子さんと一緒に観に来ていただければ彼らにとっては一生忘れられない体験になるはずです。現実と繋がっていながら最高のエンターテインメントであるという、本当にいい作品だなと思っております。

西川貴教・チームビート