阪神甲子園球場

夏の甲子園」こと「第105回全国高校選手権大会」は21日、準決勝が行われ、第1試合で宮城・仙台育英鹿児島・神村学園が対戦。仙台育英の選手の行動に、称賛の声があがっている。


■強烈なピッチャーライナーを補給

4回裏の仙台育英の攻撃時、2死3塁の場面で湯浅桜翼選手の痛烈な打球が、黒木陽琉投手がキャッチ。神村学園がピンチをしのいだ。

強烈なピッチャーライナーを捕球した黒木投手の右手の状態が心配されたが、ベンチへ戻る途中で、仙台育英サードコーチャーを務める伊藤達也選手が冷却スプレーを持って駆け付け、黒木投手の手に吹きかけて冷やす場面がみられた。


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■「泣ける」「素晴らしい」

この伊藤選手の行動に、X(旧・ツイッター)では「冷却スプレー」がトレンド入り。

野球ファンからは、「痛烈なピッチャーライナーを受けた手に冷却スプレーをかける仙台育英のナイスプレー」「こういうことが普通にできるのが選手もチームも素晴らしい」「神村学園のピッチャー仙台育英の子が冷却スプレーかけてあげたの泣ける」と称賛の声が寄せられた。


■「高校野球のいいところ」の声も

この試合では、ホームクロスプレーの判定をめぐって、さまざまな声もみられたが、「神村も育英も純粋に必死に頑張ってる」「誤審のせいでネットで揶揄される中、球児の交流は清々しい」「こういうところに目を向けていくべき」と訴える人も。

さらに、「こういうところが素敵なんだよな~高校野球」「高校野球って感じがしたな」「敵味方関係なく冷却スプレーかけに行くのがほんとに高校野球のいいところ」とさわやかな交流に感動する人も見受けられた。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

右手を痛めた神村学園投手、駆け付けた仙台育英選手の“ある行動”に「泣ける」 称賛の声