複数の元ダンサーからハラスメント訴訟を起こされ、今月初めに声明で疑惑を否定したリゾだが、その余波を受けながらもいつも通り仕事をこなしているようだ。この騒動以降初めて彼女が公開したインスタグラムの投稿は、7月末に【FUJI ROCK FESTIVAL】で来日していた彼女が、グラマラスな衣装を着て歌い、踊り、ポーズをとりながら渋谷の街を堪能している動画だった。

 現地時間2023年8月18日に公開された動画の冒頭で、リゾは「Shabooya, sha, sha, shabooya roll call」と、夜の渋谷とみられる場所で歌っている。トゲトゲのブルー・グリーン・イエローの衣装にサングラスを身につけ、髪を高い位置で二つのお団子にした彼女はピースサインを挙げたりしながらポーズをとっている。後半の写真のスライドショーはHitkidd, Gloss Up & K Carbon, Slimeroni & Alezaの「Shabooya」がBGMに使われており、リゾはこの投稿のキャプションに、「From Shibuya, with Love(渋谷から、愛を込めて)」と、キラキラしたハートの絵文字を添えながら書いている。

 リゾは、元ダンサーたちによる訴訟提起の2日後にSNSに声明を投稿し、セクシャル・ハラスメントや敵対的な職場環境などの内容に対する回答を発表した。8月3日の声明で彼女は、ダンサーたちの訴えは「信じられないような話であり、無視するにはあまりに常軌を逸しています」と綴っていた。また、個々の告発内容には触れなかったものの、それらが「ツアー中の行動が不適切でプロらしくないと言われたことを既に公に認めている元従業員からのセンセーショナルな話」であると述べた。

 リゾの声明が発表された当日に、原告のクリスタル・ウィリアムズ、アリアナ・デイヴィス、ノエルロドリゲスの3人は、米CNNの『This Morning』のインタビューに応じ、「がっかりさせられた」、「悔しくて仕方なかった」などと語った。この番組で3人の女性は、アムステルダムのセックス・ショーでヌード・ダンサーに不適切に触れるよう圧力をかけられた、何時間にも及ぶ“耐え難い”再オーディションのプロセスで酷使させられた、リゾがダンサーの体重増加に“人の関心を向けさせた”などの主張を繰り返した。

 ダンサーたちの弁護団によると、訴訟から数週間後にさらに6人がリゾを非難する話をしてきたという。一方でリゾのBig Grrrlsダンス・チームは8月17日に、彼女を支持するグループ声明を発表した。

 Big Grrrlsのインスタに投稿されたこの声明には、「私たちは【ザ・スペシャル・ツアー】でまたとない楽しいひとときを過ごしました。すべての動きや瞬間よりも、人格と文化を優先させるというコミットメントは、何にも勝る最も偉大なレッスンと祝福のひとつでした」などと書かれている。

リゾ、渋谷を楽しむ動画をSNSでシェア 訴訟内容を否定する声明後初の投稿