チェルシーに所属するU-20イングランド代表MFカーニー・チュクエメカの状態に注目が集まっている。20日、イギリスメディア『フットボールロンドン』が伝えている。

 プレミアリーグ第2節が20日に行われ、チェルシーはウェストハムと対戦。7分にCKから先制点を許すと、28分にチュクエメカのゴールで追いついたものの、その後エンソ・フェルナンデスがPKを失敗するなど、追加点を挙げられず。53分に勝ち越しゴールを許すと、67分からは数的有利となったが、90+5分にはPKから追加点を奪われ、1-3で敗れた。

 今夏のプレシーズンからマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で出場機会を増やしていたチュクエメカは、開幕戦に続いてこの試合でも先発出場を果たすと、昨夏に加入して以降公式戦初ゴールを記録したものの、前半終了間際に左ひざを負傷。スタッフに両脇を抱えられながら、ピッチを後にすると、試合後には松葉杖をついてスタジアムを去ったことも明らかになっている。

 今季活躍が期待されている19歳のチュクエメカが負傷交代となったことを受け、ポチェッティーノ監督は試合後、「明日、彼の状態を見る必要がある。ひざに何があったのかをね。本当に不運だったと思う」と語るにとどめており、長期離脱の可能性も浮上している。

 なお、チェルシーでは一時は10選手が同時に離脱するなど、昨季から負傷者が続出。現在もフランス代表DFブノワ・バディアシル、アルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ、イングランド人GKマーカス・ベッティネッリの3選手が昨季からの負傷でリハビリを続けているほか、イングランド人DFトレヴォ・チャロバーもリハビリ中で、フランス代表DFウェズレイ・フォファナと同FWクリストファー・エンクンクは今夏に手術も実施し、長期離脱を余儀なくされている。

 そんななか、先日には新キャプテンのイングランド代表DFリース・ジェームズもハムストリングの負傷で離脱することが発表されており、しばらくは戦線復帰が難しいと予想されているチュクエメカは8人目の離脱者となりそうだ。

負傷交代となったチュクエメカ [写真]=Getty Images