アル・イテハドに所属するポルトガル人FWジョタが、同クラブを退団するようだ。21日、イギリス紙『デイリー・メール』が現地サウジアラビアでの報道を伝えている。

 今夏の移籍市場では、2500万ポンド(約46億6000万円)とも報じられた移籍金で、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドに加入。元フランス代表FWカリム・ベンゼマフランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFファビーニョらが所属する同クラブでは、今季ここまでリーグ戦2試合に出場していた。

 しかし、現地サウジアラビアでは、ジョタが加入後わずか1カ月半でチームを去ったと報じられているとのこと。ポルトガルウインガーはすでにクラブを離れており、その詳細は報じられていないという。また、ジャーナリストのサミ・アル・カディ氏は自身のX(旧Twitter)で、サウジ・ファーストディヴィジョンリーグサウジアラビア2部)のアル・カーディシーヤにレンタル移籍する可能性があるとも報じているようだ。

 現在24歳のジョタは母国であるポルトガルの名門ベンフィカの下部組織出身で、2019年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はバジャドリードで1年間の武者修行を経て、2021年夏にセルティックレンタルで加入。在籍初年度に公式戦通算40試合の出場で13ゴール14アシストという成績を収めると、昨年夏に完全移籍への移行が発表された。昨シーズンもチームの主力として公式戦通算43試合に出場し、15ゴール12アシストをマーク。日本代表FW古橋亨梧らとともに攻撃陣を牽引して、“国内3冠”達成に大きく貢献した。

 日本人にも馴染みが深いサイドアタッカーは、早くも新天地を求めることになるのだろうか。

アル・イテハドを退団すると報じられたジョタ [写真]=Getty Images