ウェステルローのMF松尾佑介が意地を見せた。

横浜FCでのプロ入り後、2022年に浦和レッズへ加入した松尾。2023年1月に初の海外挑戦の場をベルギーへ定め、1年間の期限付き移籍でウェステルローへ加入した。

昨季はプレーオフを含めてリーグ戦14試合に出場し、2アシストを記録。今季も開幕からスタメン出場が続いていたが、20日のジュピラー・プロ・リーグ第4節アンデルレヒト戦では、チームが開幕から未勝利ということもあってかベンチスタートに。それでも、1点ビハインドの後半開始直後に投入されると、起用に応えた。

72分にヤン・ヴェルトンゲンのスーパーゴールで再び失点を喫したウェステルローはその9分後、最終ラインで右から左へとサイドを変える間に、中央の松尾がダイアゴナルランで左のハイサイドへ。左ポケットを取ってスルーパスを引き出すと、絶妙なマイナスの折り返しでエディソン・ヨルダノフのゴールをお膳立てした。

松尾は以降もカットインからのフィニッシュなど、積極的な姿勢を披露。同点弾こそ奪えなかったものの、十分に期待を抱かせた。

なお、ウェステルローはこのまま1-2で敗戦。昨季は昇格組ながらもレギュラーシーズン7位と健闘したが、今季は開幕から1分け3敗と苦しいスタートとなっている。