マンチェスター・ユナイテッドが、フェネルバフチェに所属するトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルの獲得に近づいているようだ。22日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在25歳のバユンドゥルは、母国トルコのアンカラギュジュでプロキャリアをスタート。2019年7月には、4年契約でフェネルバフチェへと加入し、加入初年度から正守護神として活躍している。また、世代別のトルコ代表にも継続的に選出されており、2018年に開催されたトゥーロン国際大会では、U-20代表チームの一員として日本代表とも対戦。2021年5月にはアゼルバイジャン戦でフル代表デビューを果たした。

 『デイリー・メール』によると、マンチェスター・ユナイテッドは、425万ポンド(約8億円)の移籍金でバユンドゥル獲得に迫っている模様。バユンドゥルはすでに同クラブのスタッフと面会し、メディカルテストの結果を待っているという。

 今夏の移籍市場では、12年間に渡って正GKを務めたスペイン代表ダビド・デ・ヘアが契約満了に伴い退団した一方で、インテルから元カメルーン代表GKアンドレ・オナナを総額4720万ポンド(約87億6000万円)と報じられる移籍金で獲得したマンチェスター・ユナイテッド指揮官を務めるエリック・テン・ハフ監督は、チーム内でのレギュラー争いを促すために、オナナの競争相手の加入を望んでおり、バユンドゥル白羽の矢が立ったと見られている。

 また、バユンドゥル加入が実現すれば、同クラブに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが、クリスタル・パレスに売却される見込みであるとも指摘。ベンフィカに所属するギリシャ代表GKオディッセアス・ヴラホディモスも獲得候補であるものの、バユンドゥルの方が安価であることに加え、フェネルバフチェが新たなGKを獲得したことが、同選手加入の追い風になっていると伝えた。

マンチェスター・ユナイテッドからの関心が報じられるバユンドゥル [写真]=Getty Images