フジテレビ系列で放送中のアニメONE PIECE(ワンピース)8月20日(日)には1073話「逃げ場なし!地獄絵図鬼ヶ島」が放映。サブタイトル通り炎に包まれ地獄と化した鬼ヶ島で、ルフィの勝利を信じて待つ麦わらの一味は逃げ道を探します。

窮地のなか、レディへの紳士っぷりを発揮したサンジの姿がアニメオリジナルでより深く描かれ、男女問わずファンの心を鷲掴み。SNSの感想とともに、話題になった点を振り返ります。

※記事の特性上、内容に触れています。

DVD『ONE PIECE Log Collection“HANANOMIYAKO" 』画像

サンジのアニオリシーンに注目「男も惚れるレベル」

舞台は一面が炎に包まれてしまった鬼ヶ島フランキーは瀕死のゾロを抱え、ナミはチョッパー&お玉と、ロビンブルックと、ウソップは錦えもんたちを連れて逃げ道を探し、一方でジンベエは雷ぞうと消火を試みるなど、それぞれ動き出す麦わらの一味。そんななかで、サンジは遊郭の遊女たちと脱出口を探すのでした。

サンジは炎によって崩れてきた天井を咄嗟に蹴飛ばし、遊女のひとりであるお染を守ります。「安心してくれ レディ達はおれが守る」と頼もしいセリフにくわえ、さらりとハグ。

ゾロからは「Mr.鼻血」「鼻血くん」とあだ名をつけられるほど女性への耐性がなく、命の危機まで経験したあのサンジが、デレることなくスマートな紳士っぷりを発揮したこのシーンに、男女問わず多くのファンの胸を掴んだよう。

CD『ONE PIECE CharacterSongAL“Sanji"』(エイベックス・ピクチャーズ)

CD『ONE PIECE CharacterSongAL“Sanji"』(エイベックス・ピクチャーズ

X(旧Twitter)では「サンジが女連れだと!?」「どさくさに紛れて抱きしめるサンジ」という驚きの声のほか、「助けるシーンかっこよすぎ」男でも惚れるレベル」「サンジの抱きかたに死んだ」「今回の私的ハイライトはハグ」など、むしろ視聴者が“メロリン”とときめくようすが観測できました。

基本的に作中では、レディを愛し誰にも負けない騎士道を持っていながら女性にめっぽう弱く、なぜかゾロに比べて女運(?)も良くはなく、クールな二枚目……とはいかない位置付けのサンジですが、今回の立ち回りには「こんなにジェントルマンなんだから本人が知らないところでは確実にモテてるよ」と彼が聞いたらかなり喜びそうな感想も。

こんなに女性に近づいても一切鼻の下を伸ばさない、ただひたすらかっこいいだけのサンジが見られる貴重なアニメオリジナルシーンでした。

またお染といえば、科学の力の覚醒のせいで初めてレディに手をあげてしまったのかもしれないとサンジが強く悩んだ相手。

無事に疑惑も晴れた今、迷わずお染を守るため飛び出していく姿にはグッときます。サンジが女性を傷つけないのだと改めて確信させてくれたシーンであったともいえるのではないでしょうか。

カイドウ、ロビンの発言に総ツッコミ「お前が言う?」「わからんでもない」

そして今回は、前回に引き続きルフィカイドウの戦いも描かれ、その流れでゾロvsキング、サンジvsクイーンの迫力の戦闘を振り返るシーンも放送。

四皇の大幹部レベルに勝利した両翼戦は久しぶりに見ても気迫が桁違いで、お気に入りのシーンだという人も多いのでは? ルフィvsカイドウに劣らない神作画で届けられた戦いのプレイバックにファンからは喜びの声があがっていました。

一方のルフィvsカイドウでは、笑い転げながら戦うルフィへ逐一真面目に応えることに嫌気がさしてしまったのか、カイドウは「笑い声が癪に障る!」とブチギレ。

視聴者からは「まあわからんでもないw」と擁護の声もあったものの「お前が言う?」とツッコミも炸裂。「ウォロロロ……」と独特な笑い方をするうえ笑い上戸でもあるカイドウが、他人の笑い方を指摘するのはちょっぴりシュールでしたね。

また、ツッコミといえば火事で自慢のアフロが燃えることを心配するブルックに対し、ロビンが真剣な顔で言い放った「ブルックみたいになるのはごめんだわ」という辛辣なセリフも笑いを誘いました。

さらにブルックは焼死体と間違われ憐れまれたりと、ピンチな状況を『ワンピース』らしい空気感で和ませてくれた影のMVPと言えそうです。

(執筆:まりも

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