ウェストハムは22日、シュトゥットガルトからギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノスを獲得したことを発表した。

 ウェストハムは当初、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFハリー・マグワイアの獲得を目論み、3000万ポンド(約56億円)の移籍金でクラブ間合意に達していることも報じられていたが、同選手自身と個人合意に達することができず、交渉は破談した。

 そこで代役を探していることが明らかになっていたウェストハムはマヴロパノス獲得に成功した。発表によると、契約期間は2028年6月30日までとなる5年契約で、背番号は「15」に決定。なお、移籍金は非公開となっているが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金2000万ユーロ(約32億円)に500万ユーロ(約8億円)の追加オプションが付随した契約で両クラブは合意したという。

 現在25歳のマヴロパノスは、2018年1月にギリシャのPASヤニナからアーセナルに加入した。しかし、同クラブでは公式戦8試合の出場にとどまり、2020年1月にニュルンベルクレンタル移籍。そして、2020年7月にはシュトゥットガルトレンタル移籍を果たし、2022年夏に完全移籍となった。同クラブでは公式戦89試合出場で8ゴール2アシストを記録した。

 移籍が決定したマヴロパノスはウェストハムのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ここに来られてとても嬉しいし、興奮している。それにウェストハムでプレミアリーグに戻って来られたこともね。昨シーズン、ヨーロッパカンファレンスリーグで優勝した後にこのクラブに加入できることは楽しみなことだ。自分のキャリアの次のステップを本当に楽しみにしている。ファンたちには彼らとシャツのために全力を尽くすと約束できる」

ウェストハム加入が決定したマヴロパノス [写真]=Getty Images