メジャーリーグサッカー(MLS)に属するアトランタ・ユナイテッドFCの3rdユニフォームデザインが賛否を呼んでいるようだ。

現在MLSイースタン・カンファレンスで7位に付けるアトランタは23日、「The 404 Kit」と名付けられた3rdキットを発表した。

ウエブ関係者はヒヤリとしそうなネーミングだが、アトランタの市外局番が「404」。1990年代、地方都市から国際都市へと急成長したアトランタの変革時期にインスピレーションを受け、アトランタの豊かな歴史と文化に敬意を表している。

ベースは黒だが、それを埋めるほどの大きなクラブの略字、青と緑の落書き風レタリングで描かれた「ATL」と「UTD」が目を惹く斬新なデザインだ。街の歴史の基盤ともいえる黒人の文化や学生が夢を追求する若者文化が全面に押し出された。

アメリカ『CBS』によればアトランタ出身のヒップホップデュオ、Outkastのセカンドアルバム『ATLiens』がベースとのこと。青はアトランタの広大な可能性を象徴し、緑は境界を押し広げた1990年代のエネルギーへの敬意を、黒は街の歴史的な過去とそれを受け継ぐ意思を表している。

とはいえ、見た目の奇抜さが相まってデザインには賛否両論。「コレクターにとっては良いかもね」、「時間が経てばよく見えるんじゃないかな…」、「間違いなく史上最高のキットの1つ」、「言いたい奴には言わせとけ」といった声に加え、「エラーコード404:スタイルが見つかりません」、「..大失敗」、「デザインチームは解雇されるべき」などのコメントが。

また、「宣伝方法が明らかにストリートウエアやファッションの雰囲気を狙っていることがわかります。特に若い世代に向けては賢いマーケティングだと思います」と冷静に分析するコメントもクラブのインスタグラムに寄せられているなど、大きな反響を巻き起こしている。