「日向坂で会いましょう」(毎週日曜 深夜1:05-1:35、テレビ東京)は、日向坂46をトップアイドルへ導くための全力応援バラエティ番組。8月21日放送回では、小坂菜緒が四期生との距離を縮めるべく提案した企画「日向坂バラバラ大作戦!真夏の大運動会!!」の中盤戦がオンエアされた。

【写真】“東村男前軍団”を率いる東村芽依 モノマネウォークゾーンでは「マツケンサンバ」を披露

■個性と闘争心が光る“青春の障害物レース”

運動会のチームは、森本茉莉による“茉莉式天才相関図”と事前アンケートをもとにチーム分け。“小坂の懐入り隊”“京子マブダチ軍団”“東村男前軍団”“かとし軍団”の4チームがさまざまな種目に挑戦し、得点を競い合う。

後半戦の幕開けは、前回に引き続き、校庭と校舎内に設置された障害物をクリアする“青春の障害物レース”。“小坂の懐入り隊”からは高橋未来虹、“京子マブダチ軍団”からは清水理央、“東村男前軍団”からは東村芽依、“かとし軍団”からは高瀬愛奈が出場した。

4人とも校庭の“トンネルくぐりゾーン”“平均台ゾーン”を軽々こなした後、巨大な空のダンボールを座って潰す“ロシアダンボールゾーン”を突破して校内へ。“三輪車ゾーン”では「私は脚が長いので…」と不安を口にしていた高橋が、東村、高瀬と接戦を繰り広げる。”モノマネウォークゾーン”では東村が「マツケンサンバ」、高橋がDA PUMP「U.S.A」、高瀬が「変なおじさん」のお題を引き、クオリティーよりもスピードを重視したキレキレのモノマネを披露した。

■メンバーの創造力と団結力が問われる“マジ応援選手権”

第3種目は“マジ応援選手権”。各軍団がネタ立案から構成までを手掛けた応援演目を披露し、順位に応じてポイントが与えられるというものだが、途中でMCのオードリーが“もういいぜ”札を上げると強制終了となってしまうというシビアなルールも。

トップバッターの“小坂の懐入り隊”はセーラー服学ランに身を包み、「青春の馬 応援団ver.」でパフォーマンス。最後に「若林さん、私たちの事見ていてくださ〜い」とピンポイントにアピールする作戦に打って出る。“東村男前軍団”はピンク色のハッピ姿で躍動的な“ソーにゃん節”を演じ、無事完走した。

白いユニフォームを選んだ“京子マブダチ軍団”は、ダブルダッチを無理矢理跳んでるフリや一輪車の運転、バトントワリングなどで構成された大道芸感溢れる仕上がりに。“かとし軍団”はなぜかショートコントから始まり、懐かしのパラパラを踊るという支離滅裂な二部構成。会場には苦笑いが充満し、若林が“もういいぜ”札を上げてしまうが、なんとか最後までやり遂げた。

そろそろお腹が空いてきたタイミングで、特別企画“お弁当争奪クイズ”がスタートする。ルールはクイズに正解した順番に各軍団が好きな弁当を選ぶことができるという早抜け方式。学力テストで高ランクだったメンバーから順に並んでいるため、後半に移るにつれ、なかなか正解が出ないということになる。

クイズのジャンルは“夏”“情熱”の2つ。「甲子園がある都道府県は?」「オードリーが学生時代にやっていた部活は?」といった定番ネタや、「だが、情熱はある」にかけたオードリーにまつわるクイズが続く。

当初は最初人数の5人で構成された“かとし軍団”が有利かと思いきや、突如混入されるなぞなぞ、けやき坂46時代の楽曲をお題にした問題など、学力のみでは太刀打ちできない問題の数々に苦戦を強いられ、白熱の接戦の結果は、次週に持ち越しとなった。

※髙橋未来虹の高は、正しくは「はしごだか」

■小坂の発想力が活かされた“運動会”企画の盛り上がり

3週に続く企画となった真夏の大運動会を提案した小坂菜緒は、2017年に開催された「けやき坂46追加メンバーオーディション」に合格してグループ加入。メンバーとして活動を始めてからはモデル・映画出演など多方面で活躍し、いつしかグループの頼れる牽引役の1人に。

ただもともと引っ込み思案で、アイドルになった理由もそんな自分を変えたかったからだという小坂。子ども相手でも人見知りを発揮するというほどの小坂が、「四期生と近づきたい」という思いで発案したのが運動会企画だった。アニメ・マンガが好きだという彼女にとって、団体競技を通して仲を深めるというのはイメージしやすかったのかもしれない。

そんな小坂の思い通りかそれ以上か、運動会企画は先輩後輩を問わず一致団結して挑むメンバーたちの姿が印象的。果たして来週の最終回ではどんな結末を迎えるのか不明だが、企画を通してグループのさらなる結束力向上が期待できそうだ。

小坂菜緒/※ザテレビジョンタレントデータベースより