リンゴ・スターが、新作『リワインドフォワード』を2023年10月13日にリリースすることを発表した。デジタルおよびCD、10インチアナログとUNIVERSAL MUSIC STORE限定カセットフォーマットで発売(カセット、10インチは輸入盤のみ発売)される。

 2021年の『Zoom In』と『チェンジザ・ワールド』、昨年リリースした『EP3』に続く新作で、タイトル・トラック「リワインドフォワード」が8月25日に配信予定となっている。収録曲のほとんどは、米ロサンゼルスにあるリンゴの自宅スタジオでレコーディングされた。(主にイギリスで録音された「フィーリング・ザ・サンライト」は除く)

 今作には、ポール・マッカートニー、ブルース・シンガー、スティーヴ・ルカサー、ジョーウィリアムズジョー・ウォルシュ、ベンモント・テンチ、マイク・キャンベル、スティーヴ・デュダス、ランス・モリソンといった面々や、マット・ビソネット、トーランスクライン、ウェストン・ウィルソン、キップ・レノン、マーキー・レノンなどが参加している。

 リンゴは、新作について、「“リワインドフォワード”(直訳すると“前へ巻き戻す”の意)っていうのは、僕が唐突に口にしたフレーズなんだ。“ハード・デイズ・ナイト”なんかと似たような感じだね。何となく思いついたんだけど、意味はよくわからないよね」と笑いながら語り、「自分でもどういうことなのか考えていたんだ。意味を説明するとしたら、“ときには、前進するために一度後退しなきゃならないこともある”っていうことかな」とコメントしている。

 新作のタイトルにもなっている「リワインドフォワード」は、リンゴがエンジニアのブルース・シュガーと共作した1曲で、彼はこれまでもたびたびシュガーとともに楽曲を作ってきた。「どのEPにも俺たちの共作曲が入っているんだ」とリンゴは話す。

 そのほかの楽曲でリンゴは、新旧の友人たちとコラボレーションを果たしている。彼が率いるオール・スター・バンドのメンバーでもあるスティーヴ・ルカサーと、TOTOでのルカサーのバンドメイトであるジョーウィリアムズはオープニングに収録されている「シャドウズ・オンザ・ウォール」を作曲。

 また、「フィーリング・ザ・サンライト」はポール・マッカートニー、作品を締めくくる「ミス・ジーン」はハートブレイカーズのベンモント・テンチとマイク・キャンベルがそれぞれ作曲している。この曲の作曲には、テンチとキャンベルの呼びかけで、オール・スター・バンドに在籍していたことのあるイアン・ハンターも協力している。

◎リリース情報
アルバム『リワインドフォワード
2023/10/13 RELEASE
UICY-16191 2,310円(tax incl.)
<トラックリスト>
1. シャドウズ・オンザ・ウォール
2. フィーリング・ア・サンライト
3. リワインドフォワード
4. ミス・ジーン

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