24日(現地時間23日)、USオープンカップのセミファイナルが行われ、FCシンシナティvsインテル・マイアミが対戦。3-3で120分を終えると、PK戦の末にインテル・マイアミが勝利。決勝に駒を進めた。

インテル・マイアミはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツスペイン代表DFジョルディ・アルバが揃って先発出場。シンシナティは元日本代表FW久保裕也が後半から途中出場した。

試合は互いに譲らない展開のまま進んだ中、18分にシンシナティが先制。左サイドからドリブルをスタートさせたルシアーノ・アコスタがワンツーで抜け出そうとしたところ相手がパスカット。しかし、これが綺麗なワンツーの形になり、ボックス内からシュートを決めて先制した。

シンシナティが1点リードで迎えた後半もシンシナティのペースに。53分、カウンターでスペースをついたサンティアゴ・アリアスが右サイドからグラウンダーのクロス。バイタルエリアでパスを受けたブランドン・バスケスが受けてミドルシュート。ゴール左に決まりシンシナティがリードを広げる。

2点ビハインドとなったインテル・マイアミだったが68分に反撃。ボックス左でFKを獲得すると、メッシが左足でクロス。これをボックス中央に飛び込んだレオナルド・カンパーニャがヘディングで合わせて1点を返す。

1点差としたもののなかなか次のゴールが生まれず。このまま敗退かと思われたが後半アディショナルタイム7分、メッシが一瞬の隙を突いてクロス。これをカンパーニャが再びヘッドで合わせ、土壇場で同点に追いついた。

そのまま90分を終了し試合は延長戦へ。すると93分、スルーパスを受けたホセフ・マルティネスが見事に流し込み、ついにインテル・マイアミが逆転に成功する。

このまま勝利かと思われたが、114分に久保がチームを救う。ボックス左からのグラウンダーのクロスがクリアされるも、ボックス内でこぼれ球を拾った久保が相手をかわして右足一閃。GKの手を弾いたボールがゴール右に決まり、3-3の同点に追いついた。

土壇場で試合を振り出しに戻したシンシナティPK戦に突入すると、1人目の久保がしっかり成功。インテル・マイアミは1人目のメッシが落ち着いて蹴り込む。互いに4人目までノーミスでくるが、シンシナティの5人目が失敗。インテル・マイアミは5人全員が成功し、勝利を収め決勝に駒を進めた。

なお、決勝は準決勝でレアルソルトレイクを3-1で下したヒューストン・ダイナモと対戦する。

FCシンシナティ 3-3(4PK5) インテル・マイアミ

1-0:18分 ルシアーノ・アコスタ(FCシンシナティ)
2-0:53分 ブランドン・バスケス(FCシンシナティ)
2-1:68分 レオナルド・カンパーニャ(インテル・マイアミ)
2-2:90分+7 レオナルド・カンパーニャ(インテル・マイアミ)
2-3:93分 ホセフ・マルティネス(インテル・マイアミ)
3-3:114分 久保裕也(FCシンシナティ)