マンチェスター・シティは24日、レンヌからベルギー代表FWジェレミー・ドクを獲得したことを発表した。

 発表によると、マンチェスター・シティはドクと2028年6月30日までとなる5年契約を締結し、背番号は「11」に決定。なお、移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、5550万ポンド(約102億円)で両クラブは合意したという。

 現在21歳のドクはアンデルレヒトの下部組織出身で、2018年11月に16歳でトップチームデビューを飾った。2020年10月にレンヌへ完全移籍し、ここまで公式戦92試合出場で12ゴール10アシストをマーク。また、2020年9月にはベルギー代表デビューも果たし、通算14試合出場で2ゴールを記録している。

 若きスピードスターとして注目を集めていたドクには複数クラブから関心が寄せられていたなか、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズがアル・アハリ・サウジへと移籍したことにより、代役獲得を検討していたマンチェスター・シティがドクの獲得に成功した。

 移籍が決定したドクはマンチェスター・シティのクラブ公式サイトで以下のように喜びを語っている。

「今日は僕にとって個人的にもプロフェッショナルとしても素晴らしい日だ。マンチェスター・シティは世界のフットボール界で最高のチームなので、このチームに加入することは僕と家族にとってとても特別なことだ」

「僕は若い選手でたくさんのことを学んで改善していかなければならない。ペップジョゼップ・グアルディオラ監督)や彼のスタッフ、そしてワールドクラスな選手たちと一緒にプレーすることで、僕はよりいい選手になれると思う。そのことは確信している」

「昨シーズンのシティを見ていたが、素晴らしかったね。トレブルを達成することはフットボール界で最も難しいことだが、彼らはそれをやってのけた。そのようなチームに加わるということがそれほど楽しみなことか想像もできない。始まるのが待ちきれないよ。ファンのみんなに喜んでもらえると嬉しいね」

 なお、今夏の移籍市場でチェルシーからクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチライプツィヒから同代表DFヨシュコ・グヴァルディオールを獲得しているマンチェスター・シティにとって、ドクは3人目の新加入選手となった。

マンチェスター・シティ加入が決定したドク [写真]=Getty Images