チェルシーは24日、サントスからブラジル人FWデイヴィド・ワシントンを獲得したことを発表した。

 発表によると、チェルシーワシントン2030年6月30日までとなる7年契約を締結し、契約には1年の延長オプションも付随しているという。なお、移籍金は明らかになっていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金1600万ユーロ(約25億円)に400万ユーロ(約6億円)の追加オプションが付随する契約で両クラブは合意したようだ。

 2005年6月5日生まれで現在18歳のワシントンは、前線ではどこでもプレー可能ながら、センターフォワードを本職とする187センチメートルのFW。グレミオの下部組織から2016年にサントスの下部組織に移籍した。今年4月にトップチームデビューを果たし、公式戦通算16試合出場で2ゴールを記録した。

 なお、移籍決定前からワシントンがそのままチェルシーのトップチームに所属するかは不透明となっており、今年6月にチェルシーオーナーであるコンソーシアム『BlueCo』が買収したストラスブールにレンタル移籍する可能性も報じられていた。しかし、負傷者が9人となっているチーム状況もあり、残留する可能性も浮上している模様で、ロマーノ氏は近いうちに決断が下されることを伝えている。

 チェルシーは今夏、サントスからU-20ブラジル代表FWアンジェロガブリエルを獲得しており、ワシントンサントスから今夏2人目の獲得に。なお、アンジェロチェルシーのプレシーズンツアーに参加していたが、先日ストラスブールにレンタル移籍となったが、果たしてワシントンも同じ道を歩むことになるのだろうか。

チェルシー加入が決定したワシントン [写真]=Getty Images