女優の橋本環奈が8月25日、都内で行われた映画「春に散る」初日舞台あいさつに共演の佐藤浩市、横浜流星、山口智子、哀川翔、小澤征悦、瀬々敬久監督と共に出席。「胸が熱くなる瞬間」を明かした。
本作は、沢木耕太郎の同名小説を瀬々敬久監督の演出で映画化したもの。主人公は、不公平な判定で負けアメリカへわたって40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜)。偶然飲み屋で出会った2人だが、仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えてほしいと懇願。やがて2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
■橋本環奈、今回の役柄は「すごく新鮮」
仁一の姪で、仁一と翔吾を見守る人物・佳菜子を演じた橋本は、自身の役柄に関して「初めて静かな空気感のある女の子を演じさせていただいたので、すごく新鮮でした」と告白。今までは明るい人物を演じることが多かったと話し「すごく新鮮でおもしろかったです」と振り返った。横浜も橋本に関して「とても新鮮でしたし、佳菜子の存在は翔吾にとっても大きいので、すごく影響されました」と語っていた。
■橋本環奈、「胸が熱くなる瞬間」を告白
イベントでは本作にちなみ「胸が熱くなる瞬間」についてトークが繰り広げられた。橋本は「はじめてのおつかい」と回答し、「『はじめてのおつかい』、必ず泣きます。成長に立ち会えている気がしているというか、あの映像を見てきょうだいでおつかいに行っていても、お兄ちゃんとかお姉ちゃんがすごくしっかりし始めたりとか、そういう瞬間を見ると本当に泣いちゃいます」と告白。「まさに胸熱だな、と感じるのが『はじめてのおつかい』です！」と明かした。
最後に橋本は作品に関して「この作品は、私と同世代の20代の方もそうですし、10代の若い女性の方とかにも見ていただきたいと思う作品」とアピール。続けて「最初は興味がなかったり、抵抗感があったりとかすると思うんですけど、必ず見た後に満足できる作品になっていると思いますし、これだけ胸が突き動かされて熱くなれる作品は他にないと思います」と自信を覗かせた。
◆取材・文＝山田果奈映
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