レアル・マドリードに所属する元ドイツ代表MFトニ・クロースが、アル・アハリへの移籍が間近と報じられているセルタ所属のU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガについて言及した。24日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 今夏の移籍市場で多くのビッグクラブから関心が寄せられていたベイガ。昨シーズンのラ・リーガで異彩を放ったセルタの21歳の“宝石”は、トップチームで初めてフルシーズンを戦ったにもかかわらず、公式戦40試合に出場し11得点4アシストを記録するなどチームを牽引した。一部メディアからは、ナポリがベイガ獲得に迫っていると報じられ、総額3600万ユーロ(約56億円)でクラブ間合意に至り、残すは個人合意のみと伝えられていた。

 そんななか、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が23日、ベイガのアル・アハリ加入が決定的になったと主張。すでに、クラブ間及び個人間の両方で合意に至ったと伝えており、急転直下の出来事にヨーロッパ中から注目が集まっている。

 そんなベイガのサウジ移籍についてクロースは、ロマーノ氏のベイガのアル・アハリ移籍が迫っていることを伝えたインスタグラムの投稿に「恥ずかしい」とコメント。これからキャリアを積む逸材のサウジアラビア行きに苦言を呈した。

 クロースから苦言を呈されたベイガだが、果たして今後どのようなキャリアを築くこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

ガブリ・ベイガとクロース [写真]=Getty Images