NTT PARAVITA株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 中野康司、以下NTT PARAVITA)、 SMK株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 池田靖光、以下SMK)、 株式会社アインホールディングス(本社:北海道札幌市、代表取締役社長 大谷喜一、以下アインHD)、ALSOK福島株式会社(本社:福島県郡山市、代表 前田泰彦、以下ALSOK福島)、 アイラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:四ノ宮力、以下アイラ)は、福島県会津若松市の中山間地域において、会津若松市、市内の地域運営組織である「みんなと湊まちづくりネットワーク」との協働により、「高齢者の睡眠の質の改善と薬の飲み忘れ防止による健康維持改善」を目的とした高齢者の見守り支援サービスの実証事業を2023年9月より行います。 アイラの提供する「ささえiコミュニティ(R)(R)️サービス」をプラットフォームとし、NTT PARAVITAの「ねむりの見守り」、SMKの「スマート薬箱(R)」を活用したアインHDによる「患者さまの服薬管理」、これらのサービスの異常検知によるALSOK福島の「依頼駆け付け」までの一連サービス連携の実証事業となります。

 アイラは、2017年から会津若松市の委託を受け、市内の中山間地域である湊地区においてコミュニティ情報プラットフォーム「みなとチャンネル」を開発・運営しております。 2022年8月からは、新たにビデオ対話機能を搭載し、地域のコミュニケーション促進を強化した地域生活支援サービス「ささえiコミュニティ(R)️サービス」として、湊地区及び同じく中山間地域の大戸地区において展開しております。 今回の実証では新たに異常検知と家族への通知機能、外部サービス連携機能を付加し、地域コミュニティの情報プラットフォームとしてコミュニティの維持活性化、住民とご家族が安心に暮らせる社会実装を推進します。

 NTT PARAVITAは、ICTを活用して地域の抱える社会課題の解決に取り組むNTT西日本と、医療・介護ベッド及びマット型睡眠センサーで国内トップシェアを誇るパラマウントベッドによる合弁企業として、2021年7月に創業したヘルスケアカンパニーです。 今回、シート型睡眠センサーで取得した睡眠データを独自に分析し、アイラの「ささえi コミュニティ(R)️サービス」の基本機能を活用したビデオ電話による睡眠カウンセリングや、生活変化を住民とご家族へ通知するなど、「睡眠」をフックに住民とご家族が安心していきいきと暮らせる社会実装を推進します。

 SMKは、「本人、家族、薬剤師に優しいスマート薬箱(R)」の開発に取り組んでいます。 スマート薬箱(R)は、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぎ、一定時間に服薬が無い(=引き出しの開閉がない)場合は家族に見守りメールを送信し、薬剤師はパソコンなどで患者さまの服薬状況をデータで確認できると言う機能を備えています。 今回の実証では、飲み忘れが数日に及ぶような異常事態を検出した場合、「ささえi コミュニティ(R)️サービス」の通知機能と連携し、ご家族へ異常通知が送られます。SMKでは地域の課題解決に繋がる商品としてスマート薬箱(R)の社会実装を目指しています。

 ALSOK福島は、2013年に開始した「高齢者向けみまもりサービス」で一人暮らしの高齢者の暮らしに寄り添うサービスとして実績を積み上げてきました。高齢者の方が安全で安心な毎日を過ごしていただくため、セキュリティ事業での今日までの経験を活かし、教育を受けたプロのガードマンがALSOK福島独自のネットワークを活かしお伺い、ご利用者の安否確認を実施いたします。
 また、実証事業に先立ち、2023年8月29日(火)~30日(水)に仙台国際センターで開催される「地域×Tech東北」に、「ささえiコミュニティ(R)️サービス」を出展し、実証の概要をご紹介します。

 高齢者の見守りというと、各種IoTセンサーを配置し、行動の監視を行うサービスが多いのが実状です。 しかし見守られる高齢者側からすると、「監視されている」と感じること自体がストレスでありWell-beingなサービスとはとても言えません。そこで今回の実証では、日常の生活において高齢者が悩まれている「睡眠」と「服薬」にフォーカスし、ICTによる自然な生活の見守りと、その生活データによる「非日常(異常)検知」から「駆け付けサービスの連携による安否確認」までの一連の流れを実証します。 一つ目は、高齢者に関心の高い「睡眠」の質を改善するためのNTT PARAVITAの「ねむりの見守り」サービスです。シート型睡眠センサーを布団やマットレスの下に配置し、睡眠データを収集し分析、月に1度のカウンセリングを「ささえi コミュニティ(R)️サービス」のビデオ電話を使い行うことで、行動変容を促し睡眠の質の向上を目指します。 もう一つが、SMKとアインHDのスマート薬箱(R)️のサービスです。在宅患者の薬飲み忘れを防止するため、決められた時間(朝、昼、夜、寝る前など)に服薬できるようスマート薬箱(R)️が音と光で服薬を促します。スマート薬箱(R)️は引出しの開閉を検知して、クラウドへデータを送信します。そのクラウド上のデータを服薬データとしてアインHDの薬剤師が閲覧することにより、患者さまへの適切な服薬支援アドバイスに役立てることができます。

 これら2つのサービスは、日常生活において「睡眠」データと「服薬行動」データを取得しています。従って、普段は寝ている時間にベッドで寝ていない状態や、丸1日薬を飲んでいないなどの非日常(異常)状態を検出でき、今回の実証では「異常状態」としてささえi コミュニティ(R)️サービスの機能を利用し、ご家族(または自治体の担当者等)に通知します。 ご家族(または自治体の担当者等)は、もし見守り対象者の安否がビデオ電話や他の連絡手段で確認できない場合、ALSOK福島に駆け付け確認依頼を行います。

 今回の実証の意義は、以上のように日常の生活にいて「睡眠」と「服薬」の悩みに寄り添い、サポート、改善するだけではなく、これらのサービスが連携し、もし異常を検知した場合、最終的に人が駆け付け、本人の安否を確認するという、地域コミュニティにとって安心かつ、そこに住まれている住民のご家族も安心していただける、言わば「見守りの社会実装」となっている点です。

  • 「ねむりの見守り」について

 NTT PARAVITAの「ねむりの見守り」は、睡眠に着目した自治体さま向けのサービスです。シート型睡眠センサーで取得した睡眠データを元に、NTT PARAVITAに所属する眠りの専門家が地域にお住まいの高齢者の睡眠改善につながるアドバイスを実施し、生活習慣の改善を行うことでいきいきとした暮らしのサポートを行います。 取得した睡眠データは本人同意のもとご家族や自治体、地域包括支援センターに連携することで、高齢者の見守りや認知症予防対策として活用いただくことも検討が進んでいます。多くの高齢者が悩みを抱えている睡眠に着目したサービスで自治体の医療費・介護負担の軽減を目指します。

  • 「スマート薬箱(R)」について

 SMKのスマート薬箱(R)は、服薬お知らせのアラーム機能により、薬の飲み忘れを防止します。薬箱には、薬を収納する4つの引き出し(朝、昼、夜、寝る前など)を備えており、服薬お知らせの時間には、飲むべき薬が入った引き出しのLEDが光り薬の飲み間違いを防ぎます。 また、引き出しの開閉を検知してスマートフォンやタブレットに記録され、同時にクラウドに送信されます。クラウド上のデータは、薬局の薬剤師がパソコンなどで閲覧可能な服薬データとして利用できます。 任意の時間を設定することにより(例:薬箱の開閉が1日行われなかった場合)、家族に見守りのためのメールを送信することができます。現在、多くの在宅患者が利用しているお薬カレンダーでは、薬の飲み忘れや飲み間違いが発生してもリアルタイムでの見守りができないという課題がありますが、その課題を解決するための製品として、「本人・家族・薬剤師に優しいスマート薬箱(R)」を開発中であり、2024年度に商品化を目指しています。

  • 「依頼駆け付け」について

 利用者の安否が確認できない場合、ALSOK福島株式会社へ依頼をすれば、ガードマンが現地確認を行います。
 さらには、最悪の場合はガードマンが関係機関(消防・警察)へ連絡し対応を行います。

また、見守り対象者の安否確認が常日頃困難な場合は、ALSOKの「みまもりサポート」の導入も可能です。
 見守り対象者が万が一具合が悪くなった際、ご本人が緊急ボタンを押す事でガードマンがご自宅へ駆付け確認を行います。

  • 「ささえiコミュニティ(R)️サービス」について

 アイラの「ささえiコミュニティ(R)️サービス」は、自治体や協議会、またはその地域のお住まいの住民世帯など課題を持たれている方のニーズに合わせ、地域ぐるみで情報共有を促進し、双方向通信の特性を活かした「地域の課題を地域で考え地域で解決するICTサービスの構築」を実現する、地域にカスタマイズして運用するまちづくり支援ツールです。 すでに、福島県会津若松市湊地区約110世帯をはじめ、中山間地域や過疎地域を中心に複数の自治体に導入されています。

 日本の中山間地域や過疎地域では、高齢者人口の比率が年々増え、それに比例するようにコミュニティの結束が弱くなり、高齢者の社会参加率が低下している現状があります。それは心身ともにいきいきと暮らしていくことの難しさにつながります。 昨今、こういった地域へのICTサービスの導入が活発化していますが、高齢者にとってICTサービスを使いこなすことは難しく、仮に地域活性化のためにそういったサービスを導入したとしても、住民全体に浸透できず、形骸化してしまうリスクをはらんでいます。

 当サービスはそんな社会的な課題を解決し、地域が一体となって、まちづくりを行っていけるように開発した人に優しいサービスです。

 自治体や協議会などのまちづくりの担い手を中心にサービスの運用を行い、サービスの受け手となる住民は高齢者専用端末の「hoam(R)️」、スマホアプリのどちらかを使ってこのサービスを享受します。

 「NTT PARAVITA」は、ICTを活用して地域の抱える社会課題の解決に取り組むNTT西日本と、医療・介護ベッド及びマット型睡眠センサーで国内トップシェアを誇るパラマウントベッドによる合弁企業として、人に寄り添い、自分らしく彩りのある人生を支えていくことをビジョンにする企業です。
 超高齢社会による医療・介護費の大幅拡大や健康経営の推進など、健康を維持することは、今や地域社会の重要課題です。地域の健康増進や未病状態の早期発見により社会保障費の削減につなげ、病気になりにくい社会の実現を目指します。
 これからも多様な価値観が広がり、さらには人生100年時代が現実となれば、人々のくらしや働き方、さらには ”人が健康であること” の意味や人生の価値観さえも変わっていくことでしょう。私たちはこれからも変わっていく社会の中で、今後も変わらず全ての人に不可欠な「睡眠」を軸に、千差万別な人生に彩りを添えるサービスを提供します。

代表者:代表取締役社長 中野 康司

所在地:大阪府大阪市中央区今橋4丁目3−22 淀屋橋山本ビル 8F

設立:2021年7月27日

事業内容:ICTを活用した未病早期発見の支援や健康促進のための情報提供を目的としたヘルスケア事業

URL:https://www.nttparavita.com/

  • SMK株式会社について

 SMKは車載、家電、情報通信、産機など多彩な市場向けにコネクタ、リモコン、スイッチ、通信モジュール、タッチパネルなど様々な製品を開発・製造・販売している電子部品メーカーです。
 当社は「可能性の追求を通して、総合的な高度技術により、情報社会の発展に寄与する」ことを企業理念とし、「CREATIVE CONNECTIVITY-Challenge, Creativity, Solutions」というVisionを掲げております。クリエイティブで柔軟な発想を持ち、失敗を恐れず果敢にチャレンジし、社会やお客様の様々な課題を解決するソリューションを提供することにより、より良い社会と未来の創出に貢献できる企業を目指してまいります。

代表者:代表取締役社長 池田靖光

所在地:東京都品川区戸越6-5-5

設立:1925年事業内容:電子部品の開発、製造、販売

URL:https://www.smk.co.jp/

  • 株式会社アインホールディングスについて

 アイングループは「アイン薬局」を中心とした1,209店舗の調剤薬局と78店舗のコスメ&ドラッグストア「AINZ&TULPE(アインズ&トルペ)」を展開しています(2023年4月期末店舗数)。アイン薬局では、在宅医療に積極的に対応をしており、患者さまの多様なニーズに寄り添った薬局として、新しい医療サービスを提供しています。

代表者:大谷 喜一

所在地:北海道札幌市白石区東札幌5条2丁目4-30

設立:1969年8月

事業内容:調剤薬局・コスメ&ドラッグストアの経営、ジェネリック医薬品の卸売販売、化粧品の販売、売店の経営等、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営

URL:https://www.ainj.co.jp/

  • ALSOK福島株式会社について

 ALSOK福島は地域に密着した地元警備会社としてセキュリティ事業はもとより、福島が抱える様々な課題に対しても進撃に向き合いお客様と社会の「安心・安全」に貢献してきました。 今後も福島の発展のため、さらに多様化するニーズに質の高い商品・サービスを提供し、お客様と社会との強い信頼関係を発展させ持続的な企業価値の向上と地域社会への貢献を目指します。

代表者:代表取締役社長 前田泰彦

所在地:福島県郡山市喜久田町字松ケ作16番地98

設立:昭和44年4月1日

事業内容:警備業

URL:http://www.fukushima.alsok.co.jp

 「人の力」と「情報技術」の融合”Info-Human Technology”を基本とし、技術とサービスで社会課題解決の一翼を担える企業に!
 今後の少子高齢化社会において、先端技術一辺倒のソリューションではなく、「人のちから」と「情報技術」を融合した、人に寄り添う、人を守る「技術」と「サービス」が重要となってきます。
 アイラは、この“Info-Human Technology”を実現するために、「ささえi コミュニティ(R)️サービス」を開発しました。単に固定的なサービスを提供するのではなく、「ささえi コミュニティ(R)️サービス」はその地域の導入目的に合わせたカスタマイズをおこない、利用、運用していただけるサービス・プラットフォームです。さらに、アイラは、いろいろな地域で頂いたご要望を自社の企業努力でサービスに反映させ、地域が抱える社会課題にICTを活用し、一緒に課題解決に取り組める企業を目指します。

代表者:代表取締役社長 四ノ宮力

所在地:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F 822区

設立:2016年12月14日

事業内容:住民主体のICTまちづくり支援事業、Value Added Reseller事業、ソリューション開発における企画・技術コンサルティング、自社メディア運営事業

URL:https://www.i-la.co.jp/

 福島県の西部に位置する人口約11万人のまちです。四季折々の美しさを見せる豊かな自然があり、鶴ヶ城に代表される歴史や文化・伝統が今も息づく城下町です。また、市内にコンピュータ理工学専門の「会津大学」が立地しており、近年はICTを活用したまちづくりを進めています。
 高齢化の進展等によるさまざまな地域課題に対応するため、市内各地区で住民が主体となったコミュニティ活性化の取り組みを行う地域運営組織づくりを支援し、協働による地域づくりの取り組みを行っています。

URL:https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/

  • NPO法人みんなと湊まちづくりネットワークについて

 会津若松市の東部、猪苗代湖に面した湊地区の地域運営組織です。2017年からコミュニティ情報プラットフォーム「みなとチャンネル」を導入し、公共交通空白地有償運送をはじめ、さまざまな分野の地域コミュニティの取り組みを行っています。

URL:https://minato-mnet.org/

  • 商標について

「ささえiコミュティ(R)️サービス」、「hoam(R)️」はアイラ株式会社の商標です。

「スマート薬箱(R)️」はSMK株式会社の商標です。

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

  • 報道関係者お問い合わせ先

NTT PARAVITA株式会社

マーケティング部 新田・原田

E-mail: contact@nttparavita.com

SMK株式会社

広報室 古田 尚之

Tel:03-3785-5334

E-mail :supp-sp@smk.co.jp

株式会社アインホールディングス

医薬運営統括本部 地域連携部
阿久津 勝則

Tel::03-5333-1818

E-mail :katsunori.akutsu.xj3@ainj.co.jp

ALSOK福島株式会社

会津若松支社 営業課
長谷川 健一

Tel:0242-24-5185

E-mail :FSK0466@fsk.co.jp

会津若松市

企画政策部 地域づくり課

Tel:0242-39-1202

E-mail :shinko@tw.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp

アイラ株式会社

営業部 四ノ宮 薫

Tel:03-6689-3611

E-mail :kaoru@i-la.co.jp

※ニュースリリースに記載している情報は発表日時点のものです。現時点では発表日時点での情報と異なる場合がありますので、予めご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

配信元企業:NTT PARAVITA株式会社

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