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関東地方は、少なくとも今後1週間程度は猛暑に警戒が必要です。一方、新たな熱帯低気圧が発生する可能性があり、関東地方の今後の天気に影響を与えるかもしれません。

猛烈な暑さが続く

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関東地方は、この先も1週間ほどは高気圧に覆われる日が多く、昼間は強い日差しが照り付けます。日中は連日、最高気温が35℃くらいとなり、各地で猛烈な暑さが続く見通しです。

引き続き、暑い場所での長時間の激しい運動は避けたり、室内では冷房を使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。

一方、湿った空気が流れ込みやすく、気温の上昇も加わって、大気の不安定な状況も続きそうです。

きょう26日(土)は東京都心を含めて所々でゲリラ豪雨となっていますが、週明けにかけてを中心に、急な激しい雨や雷雨にも注意して下さい。

ただ、まとまった雨は少なくとも来週いっぱいは予想されておらず、水不足の懸念は続きそうです。

暑さの出口は・・・

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東京都心の去年まで、約150年分の統計を日ごとに見てみると、9月に入ると最高気温が30℃以上の真夏日の出現率が50%を切ってきます。

35℃以上の猛暑日の出現率はほぼ0%となり、これまで通りに推移すれば、厳しい暑さはだんだん収まりそうです。

ただ、今年の夏は記録的な猛暑となっていて、これまでの傾向が当てはまらない可能性もなくはありません。今後も暑さの見通しに注意が必要です。

晴れると残暑厳しい

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9月3日(日)以降の再来週は、天気が短い周期で変わる傾向です。強い日差しが連日照り付けるような状態からは解放され、極端な暑さはなくなる予想です。

7月上旬から真夏日が続いている東京も、約2か月ぶりに最高気温が30℃を下回る日が出てくる見通しです。

ただ、晴れて日差しがあると気温が上がりやすく、日中は33℃前後の厳しい残暑となる見込みです。また、最低気温は引き続き高めで、寝苦しい夜が続くとみられます。

暑さ対策は、9月に入っても油断せずに行った方がよさそうです。

熱帯擾乱の動向に注意

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関東地方に台風9号と10号の直接的な影響は少ない予想ですが、日本のはるか南の低圧部に雲がまとまりつつあり、新たな熱帯低気圧が発生、発達する可能性があります。

この雲の塊の動きによっては、再来週の関東の天気に影響することも考えられ、動向に注意が必要です。

関東2週間 猛暑とゲリラ豪雨警戒 真夏日収束の兆しも 新たな熱帯低気圧の動向注意