一方、物価高に悲痛な叫びを上げる庶民に寄り添う姿勢を見せているのが天皇ご一家だ。

 毎年8月、天皇ご一家が静岡県下田市にある須崎御用邸を訪れることは、夏の皇室の恒例行事となっている。ところが今年は7月下旬に急遽、静養を取り止めることとなったのだ。

「今年こそ4年ぶりの行幸が行われるものだと思われていたのですが‥‥。コロナ禍の影響でご一家は19年夏を最後に須崎には訪れていません。今回の中止の理由は国民が苦しい生活を送る中、夏休みを取るわけにはいかないと両陛下が自粛されたからだと伝え聞いています」(皇室番記者)

 さらには、8月1日には、宮内庁の来年度予算の概算要求に、愛子さま(21)ティアラを新調するための費用が盛り込まれていないことが報じられた。

 婦人誌・皇室担当記者が解説する。

「成年を迎えられた女性皇族はティアラを作ることが慣例になっています。しかし、愛子さまは3年前に成年された際に、コロナ禍の国民生活に配慮されて新調されず、叔母・黒田清子さん(54)のものを借り受けされています。ティアラの費用は眞子さまのもので2856万円、佳子さまは2793万円とご身分に応じてオーダーメイドで作られ、結婚後も本人の所有となります。愛子さまは一時貸しされている状態になります」

 秋篠宮家の「約34億円の豪邸改修」「10億円豪邸別居」に対して天皇家は「夏の静養自粛」「公費ティアラを3年連続見送り」。どちらが庶民の声を吸い上げているか、と言えばこの差は歴然だろう。

 皇室ジャーナリストが醜聞続きの秋篠宮家をたしなめる。

「かつて、ご病気などで公務を務められなかった雅子さま(59)や、不登校気味だった愛子さまも女性誌などでさんざん批判されたことがあった。今やその矛先は完全に秋篠宮家に向かっています。大きく流れが変わったのは、眞子さま(31)と小室圭氏(31)の駆け落ち婚騒動が転機です。もちろん結婚は本人の自由意志で行われるべきでしょう。しかし、やはり皇室には国民の望むスタイルが求められます。あれだけ国民から反対されても結婚を許してしまったことで、秋篠宮家への批判が集中してしまうのもやむをえないでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 一時は開かれた皇室を推進し、国民の人気を一手に集めた秋篠宮家だったが‥‥。

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