インテルは26日、チリ代表FWアレクシス・サンチェスの完全移籍加入をクラブ公式サイトで発表した。

 A・サンチェス6月30日付で前所属のマルセイユと契約満了を迎えていたため、移籍金の発生しないフリートランスファーでインテルに2シーズンぶりとなる復帰を果たした。同選手と“ネッラズーロ”は2024年夏までの1年契約を結び、背番号は「70」となる。

 現在34歳のA・サンチェスは、ウディネーゼバルセロナアーセナルなどで活躍。2019年夏にマンチェスター・ユナイテッドからインテルに期限付き移籍し、翌2020年夏に完全移籍へ以降。インテルでは公式戦通算109試合の出場で20ゴール23アシストを記録し、2020-21シーズンのセリエA優勝や21-22シーズンのコッパ・イタリア優勝などに貢献した。

 2022年夏、インテルとの契約を双方合意の上で解除し、フリートランスファーでマルセイユへ加入。22-23シーズンは公式戦44試合に出場し、18ゴール3アシストを記録する活躍を見せた。

 1年での『ジュゼッペ・メアッツァ』帰還を果たしたA・サンチェスは、クラブ公式のインタビューを通じて、次のように意気込みを示した。

インテルが偉大なチームであることは誰もが知っている。僕はいつも言っている通り、キャリアの中で勝ち続けたいし、強いチームに入りたいと思っている。サッカーにおいて、勝ちを積み重ねることは最も難しい。常にこのメンタリティーを維持することは難しいんだ。僕の目標は常に自分を超えることで、個人的なレベルでは常にもっと多くのことをすることだ。より多くのゴール、より多くのトロフィーを獲得したい」

インテル復帰が決まったA・サンチェス [写真]=Getty Images