リンシェーピングFCの宝田沙織が鮮やかなミドルシュートで結果を出した。

リンシェーピングは26日、ダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)第19節先行分のプロマポイカルナとのアウェイゲームを行い、5-2で勝利を収めた。

宝田は中盤セントラルの位置でフル出場。2-1とリードして迎えた61分に追加点を挙げている。

相手を押し込んだリンシェーピングは、ボックス手前左でキープしたリサ・ビョークがキープ。宝田も前線へ顔を出してボールを引き出すと、ペナルティアーク手前から思い切りよく右足を振り抜き、渾身のミドルシュートを右隅に沈めた。

2018年のU-20女子ワールドカップW杯で優勝に貢献し、2019年フランス女子W杯では負傷離脱の植木理子に代わって追加招集された宝田。以降もコンスタントなでしこジャパンへ招集されていたが、FWからDFへのコンバートもあって定位置確保にまでは至らず、オーストラリア&ニュージーランド大会へ向けてはメンバーから外れていた。

海外で研鑽を積む23歳は、パリオリンピックへ向けて早くも結果を残してアピールしている。

また、同じくリンシェーピングの籾木結花もフル出場。75分にカウンターからのスルーパスでダメ押しとなる5点目をお膳立てしている。