長崎の離島、壱岐島の中心部である郷ノ浦の中心地には、数メートルもあると思われる、巨大な男性シンボルが祀られている神社が存在しています。なぜなのでしょうか。

交通安全を祈る人も

長崎の離島、壱岐島の中心部である郷ノ浦の中心地には、かなりの“珍神社”が存在します。拝殿の左側に、数メートルもあると思われる、巨大な男性シンボル(以下:アレ)が鎮座しているのです。

壱岐島は「日本一神社が多いエリア」「神の宿る島」と称されるほど、島内に多数の神社が存在しますが、この「賽神社」は、そのなかでも飛び抜けたインパクトを持っています。神殿左側はもちろんのこと、神殿内部も大小さまざな”アレ”の御神体が、いたるところに祀られています。

壱岐市の観光ガイドによるとこの神社は、そのルックス通り、天岩戸の神話で天照大神アマテラスオオミカミ)を大胆な舞で誘い出した女神・天鈿女命アメノウズメミコト)が、のちに男神・猿田彦命(サルタヒコミコト)と結ばれ、一体神になった猿女命(サルメノミコト)が祀られているといいます。

こういった由来から良縁、安産、夫婦和合、性の病、子どもの守護といった繁栄関係の祈願に訪れる人が多いそう。また元来、同神社では防塞・道路守護の神が祀られていたことから、交通安全の祈願に訪れる人も多いとのことです。

塞神社(乗りものニュース編集部撮影)。