パリ・サンジェルマンPSG)に所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、同クラブ所属のフランス代表FWキリアン・エンバペに言及した。26日、フランスメディア『RMC』がコメントを伝えている。

 未だ去就が不透明となっているエンバペは、昨年夏にレアル・マドリード移籍が目前に迫ったとされたなか、PSGと新契約を締結し残留。当初2025年6月末までの3年間と見られていた契約は、2024年までの2年間+1年間の延長オプションであり、同オプション行使の期限が今年の7月31日に設定されていた。しかし、エンバペはこの延長オプションを行使しないことや、契約延長を行わない意向を明らかに。これを受けてPSGは、来夏のフリー流出を避けるため、今夏の移籍市場での売却の可能性を模索しているとも報じられ、日本で行われたプレシーズンツアーにも帯同させず、主力組のトレーニングからも除外した。

 しかしその後、エンバペはクラブとの話し合いを経てトレーニングに復帰し、リーグ・アン第2節では途中出場からゴールを記録。26日に行われたリーグ・アン第3節のランス戦でも2ゴールを記録し、チームを勝利に導いた。

 そんなエンバペだが、未だ去就は不透明のままであり、その動向には大きな注目が集まっている。そんななか、PSGの“守護神”であるドンナルンマランス戦後にフランスメディア『Free Ligue 1』のインタビューに応え、エンバペの去就について尋ねられると「彼と一緒にプレーできるのは嬉しいことだし、とても素晴らしいことだ。彼が残るかって? もちろんだ」と残留を強調した。

 ドンナルンマエンバペの残留を主張しているが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

ドンナルンマと、去就に注目が集まるエンバペ [写真]=Getty Images