吉川晃司小栗旬佐久間由衣が、公開中の映画『キングダム 運命の炎』に出演していることが明かされた。併せて、吉川が演じたほう煖、小栗が演じた李牧のキャラクタービジュアル、劇場でしか見られなかった本編シーンを使用したシークレットキャストPV映像が到着した。

【動画】劇場でしか見られなかった本編シーンも! 『キングダム 運命の炎』シークレットキャストPV解禁

 原作は「ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中、累計発行部数9900万部(2023年7月時点)を記録する原泰久の同名漫画。時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政を壮大なスケールで描く。これまでと同様に原作者の原泰久が脚本に参加している。

 シリーズ3作目となる本作で描かれるのは、信(山崎賢人)が、大将軍・王騎(大沢たかお)から「飛信隊(ひしんたい)」という部隊名を授かり、100人の兵達を率いて王騎と共に、超大国・趙の総大将・趙荘(ちょうそう/山本耕史)、副将・馮忌(ふうき/片岡愛之助)、副将・万極(まんごく/山田裕貴)という最強将軍たちの策略に立ち向かう「馬陽(ばよう)の戦い」。そして、秦の若き国王・えい政(吉沢亮)の“中華統一”という途方もない夢を形作った、かつての恩人・紫夏(杏)とのエピソードを描く。

 公開から28日間(8月24日時点)で観客動員数305万人、興行収入43.7億円を記録し、シリーズ史上初、4週連続ランキング1位も飾るなど、大ヒットしている本作。

 このたび、シリーズ史上初となる4週連続1位の大ヒットを記念して、映画の公開まで一切明かされていなかった超豪華シークレットキャストをついに解禁。

 突如として秦の陣営に単身で夜襲をかけてきた巨体の男で、その身に神を宿す“武神(ぶしん)”として畏れられる、趙国の真の総大将・ほう煖(けん)を演じたのは、吉川晃司。飛信隊の前に立ちはだかる、いまだかつてない大きな壁であり、王騎とはかつて馬陽の地で戦った因縁の相手でもある最強の敵として登場します。そして、遠方の高台から合戦の様子を観察していた河了貂(橋本環奈)たちのところへ飄々(ひょうひょう)とした様子で姿を現した、趙国がその存在を他国に隠していた謎の男・李牧(りぼく)役に小栗旬。そして、李牧と共に現れた女剣士・カイネ役を佐久間由衣が演じている。

 公開前に解禁された予告映像内ではほう煖・李牧らと思しき後ろ姿やシルエットが登場しているにも関わらず、「馬陽の戦い」を描くにあたって重要な登場人物としてのキャスティング情報が一切明かされていないことが、原作ファンの間でも話題となっており、SNS上で“キャスト考察“が白熱していた。劇中でシークレットキャストが明らかになり、そのキャスティングとサプライズ登場に、観客からは驚きと喜びの声が上がった。

 今回のキャスティングについて、松橋プロデューサーは「キャスティングについては最大の難関でした。なにしろ、あの強すぎる王騎将軍や信たちを脅かす最強の軍団を実際に作らねばなりませんから。願いが叶い、登場するだけでヒリヒリするような方々にご参加いただくことができました。原作をご存知の方はもちろん、すでに映画『運命の炎』をご覧になった方にも『そうきたか!』とうなずいてくださっただけでなく、激しい感動を覚えていただいたと思います」とコメント。そして「この豪華過ぎるキャスト陣がひとつの映画に出ていることが奇跡であり、その奇跡を起こせるのがこの『キングダム』という巨大なプロジェクトなのです。公開から1ヵ月、ずっと大ヒットしていますが、この勢いはまだまだ止まりません! ぜひ、劇場の大スクリーンでご覧ください」と言葉を寄せた。

 原作者・原泰久は「信たちの前に立ちはだかる趙国の将、ほう煖と李牧のキャストがいよいよ解禁となりました。“武神”と謳われるほう煖役の吉川晃司さんは、漫画原作でも描いてきた最強の武人という迫力を存分に出して下さっていますし、とにかく恐ろしい。また、謎の趙将・李牧役には小栗旬さん。原作でも重要な立ち位置であり続ける李牧役を小栗さんに演じていただいて本当に嬉しく思っております。劇中でも圧倒的な存在感でした!」とコメント。「映画『キングダム』シリーズに満を持してご出演いただいた大物俳優お二人の登場で、『運命の炎』はさらに燃え盛っています! ぜひ劇場の大画面でご覧ください!!」と太鼓判を押した。

 解禁されたのは、吉川晃司演じるほう煖と、小栗旬演じる李牧の姿を正面から捉えた本編シーンを初使用した“シークレットキャストPV”。「どうやらとんでもない化け物が潜んでいるようだな」という長澤まさみ演じる楊端和のひと言から始まる本映像。「紫夏編」と「馬陽の戦い」が映し出され、「誰だてめぇは!」という信の言葉の後に映るのは不敵な笑みを浮かべる李牧、そして人間1人が飛ばされるほど巨大な矛を軽々と振り回す屈強な男・ほう煖の姿も。

 さらに、ほう煖と李牧のキャラクタービジュアルも初披露。夜襲をほのめかすような暗闇に、異様なオーラを放ちたたずむほう煖。表情は見えないものの、計り知れない武力を表すような、不気味でありながらも神々しさを感じる姿が描かれている。一方、作中ではまだ謎に包まれたキャラクターではありつつも、ほう煖とは対照的な優しい日の光に照らされたビジュアルの李牧。彼は果たして敵か味方か―。謎に包まれ続けてきた鍵を握る2人の人物像が徐々に輪郭をあらわし、今後の展開への期待をふくらませくれる。

 映画『キングダム 運命の炎』は公開中。

山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

映画『キングダム 運命の炎』、吉川晃司演じるほう煖のキャラクタービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会