アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、レアル・ソシエダレンタル移籍することが決定した。27日、両クラブが発表している。なお、移籍期間は2023-24シーズン終了までとなる。

 現在26歳のティアニーは左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。母国の名門セルティックで頭角を表すと、2019年夏にアーセナルに完全移籍加入を果たした。程なくして定位置を確保し、主力選手として活躍していたものの、昨シーズンはウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ加入の影響で出場機会が減少。公式戦通算36試合に出場したものの、プレミアリーグでの先発起用は6試合にとどまった。

 今シーズンもコミュニティ・シールドでは途中出場を果たしたものの、プレミアリーグ開幕からの3試合はベンチ外となり、今夏の移籍市場での退団の可能性が浮上していたなか、日本代表MF久保建英らが所属しているレアル・ソシエダへの移籍が決定した。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レンタル移籍契約に買い取りオプションなどは含まれてはいないという。

 移籍が決定したティアニーはレアル・ソシエダのクラブ公式サイトで「僕にとっては変化だが、これを楽しみにしていた。挑戦することに情熱を持っているし、ここに来ることができて興奮しているよ」と喜びのコメントを発表している。

レアル・ソシエダ加入が決定したティアニー [写真]=Getty Images