旭化成ホームプロダクツ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:高橋 克則、以下「旭化成ホームプロダクツ」)は、循環型社会の実現を目指した 『Ziploc RECYCLE PROGRAM』の第3弾として、金属を一切使っていない分解できる傘「+TIC(プラスチック)」の仕組みを活用した傘作りのワークショップキットを展開する株式会社サエラ(本社:東京都港区、代表:山本健、以下「サエラ」 )と協働し、ジップロック(R)のリサイクル素材を使って、世界に一つだけのサステナブルなオリジナル傘を作れるイベント『Ziploc RECYCLE PROGRAM ×SORAKASA KITワークショップ』を、2023年8月21日(月)に狛江市役所防災センターにて開催いたしました。

 2020年に開始した『Ziploc RECYCLE PROGRAM』は、一般家庭から使用済みのジップロック(R)を回収し、別のプラスチック製品に作り替えることで廃プラスチック問題の解決に貢献するプロジェクトです。

 2020年7月に実施した第1弾の活動では、年間8000万本※1も消費されるビニール傘の廃棄問題に着目し、ジップロック(R)バッグをリサイクルした傘を、傘のシェアリングサービス「アイカサ」で活用する活動を実施。また、2023年6月にはジップロック(R)の商品ロゴ刷新にあたり、新ロゴデザインのジップロック(R)リサイクル傘を新たに製作し、東急東横線田園都市線沿線を中心とした駅、商業施設、コンビニ、飲食店などの「アイカサ」スポットにて展開しています。

 2022年8月に実施した第2弾の活動では、使用済みのジップロック(R)コンテナーをごみ拾いトンググリップ部分にリサイクルした ジップロック(R)リサイクルトングを製作。海岸や河原などのエコクリーン活動団体への寄贈や貸与に加え、ゴミ拾いイベント開催などを実施して、各種の清掃活動に貢献してきました。

 そして第3弾の活動となる今回は、金属を一切使っていない分解できる傘の手作りキット「SORAKASA KIT」を展開するサエラと協働し、ジップロック(R)バッグをリサイクルした素材を傘生地に利用した、世界に一つだけのサステナブルなオリジナル傘を作ることができるワークショップを開催いたしました。

 旭化成ホームプロダクツは、100年後の暮らしを守るため、本プログラムを通して、誰もが未来づくりに参画できる場の提供と、持続可能な環境・社会の実現を目指してまいります。

※1:環境へ与える傘の廃棄問題 Environmental issue of Umbrella(サレジオ工業高等専門学校 デザイン学科 価値創造研究室)

  • 『Ziploc RECYCLE PROGRAM ×SORAKASA KITワークショップ』の想い

プロジェクト第3弾となる『Ziploc RECYCLE PROGRAM ×SORAKASA KITワークショップ』では、子どもたちが一から傘を組み立てる体験をすることで、傘の仕組みを理解し、壊れてもまた自分で修理をして繰り返し使う感覚を育み、傘を大切に使うことについて、楽しみながら学ぶことができます。また、普段の生活で使用するジップロック(R)のリサイクル素材に触れることで、身近な製品素材が新しく生まれ変わることを体験し、廃プラスチックなどの環境問題について考えるきっかけを提供します。

 本ワークショップを通して、これまで何気なく使っていた“ビニール傘”が環境問題について考えるきっかけとなり、参加した子どもたちの学びの機会となることを願います。

  • 小学生の親子30組が参加!モノの大切さを学ぶ『Ziploc RECYCLE PROGRAM ×SORAKASA KITワークショップ』

 8月21日(月)に開催した『Ziploc RECYCLE PROGRAM ×SORAKASA KITワークショップ』には、小学1年生~6年生までの親子30組が参加。はじめに、旭化成ホームプロダクツ株式会社の上田悦子より2020年より取り組んでいる『Ziploc RECYCLE PROGRAM』について説明。上田は「ジップロック(R)が生まれ変わった生地を使って傘を作ったことを覚えて帰って欲しい」と思いを語りました。その後株式会社サエラの西山雄馬氏より、傘の環境問題についてお話しし、「今回のワークショップを通して、『モノを大切に使うこころ』をぜひ持ち続けて欲しい」と参加者に呼びかけました。

 ワークショップでは、参加者が実際に傘の組み立てに挑戦。最初は苦戦しながらも、段々と傘の構造を理解していき、楽しみながら傘を完成させていく様子が見られました。また、傘布の生地となったジップロック(R)リサイクル素材を触れると「いつも使っているジップロック(R)から、こんな生地ができるなんて不思議!」という声も。最後は、オリジナルのステッカーを自由に貼り、参加者それぞれのサステナブルなオリジナル傘が完成しました。

 ワークショップの参加者からは「リサイクルは何かを我慢しないといけないイメージがあったけど、楽しくリサイクルできた」 「傘作りを通して、もっと傘を大事に使おうと思った」「傘の仕組みが分かって楽しかった、壊れてもまた作り直せるのが嬉しい」といった声も寄せられ、親子で一緒に楽しみながら環境問題やモノの大切さを学べる場となりました。さらには、「今までは使ったジップロック(R)を捨ててしまっていたけれど、これからはリサイクル活動に参加しようと思った」「先生に言って学校でも使い終わったジップロック(R)を回収してみたい」など、『Ziploc RECYCLE PROGRAM』への参加に前向きな声も上がりました。

 2020年に『Ziploc RECYCLE PROGRAM』をスタートさせてから3年が経過し、小中学校や高校、学童などの教育関係機関をはじめ、多くの皆さまに使用済みジップロック(R)の回収活動にご参加いただき、回収の輪が広まっております。そして、集まった使用済みのジップロック(R)をリサイクルした素材が使われているシェア傘や清掃活動用トングは、老若男女を問わず、多くの方々にご使用いただいています。

 これからも、ジップロック(R)製品と、ジップロック(R)が生まれ変わった傘やトングなどのリサイクル品を使用いただきながら、「持続可能な社会」や「循環型社会」を身近に捉えるきっかけをご提供できればと考えております。

  • 使用済みジップロック(R)の回収フローについて

※使用済みのジップロック(R)は、2kgから回収が可能です。 

参考:フリーザーバッグ1枚あたり= 5~10g スクリューロック(R)1個あたり= 40~50g

※集荷したジップロック(R)は、一定量が集まるまで数ヶ月倉庫に保管されます。保管中の衛生管理のためにも、ジップロック(R) の汚れを完全に落としてから集荷依頼をしていただきますようお願いします。

URL : https://www.terracycle.com/ja-JP/brigades/ziploc

2020年製作版

■【傘】2020年7月 『Ziploc RECYCLE PROGRAM』始動

ジップロック(R)バッグをリサイクルした「ジップロック(R)リサイクル傘」を製作

ジップロック(R) ・テラサイクルアイカサ・ BEAMS COUTUREの4者協働で、ジップロック(R)をリサイクルした傘のシェアリングサービスを運用開始。この時に製作されたジップロック(R)リサイクル傘は、デザイン賞(Monocle Design Awards 2021)を受賞しました。

■【トング】2022年8月 『Ziploc RECYCLE PROGRAM』第二弾

ジップロック(R)コンテナーをリサイクルした「ゴミ拾いトング」を製作

使用済みジップロック(R)コンテナーのリサイクル素材をゴミ拾いトンググリップ部分に採用。ディズニーデザインを施した「魔法のジップロック(R)トング」を数量限定で製作し、海洋ゴミ問題に向き合う海浜清掃SDGsゲームイベントを開催しました。

■【トング】女子プロサッカーリーグWEリーグ」とのクリーン活動

22年10月からスタジアム周辺やホームタウンを、ジップロック(R)のゴミ拾いトングを使って選手や地域の方と一緒に綺麗にするクリーン活動を実施。これまでに、日テレ東京ヴェルディベレーザ、ちふれASエルフェン埼玉、INAC神戸レオネッサ、マイナビ仙台レディースの選手たちも参加しました。

■【傘】2023年6月 ジップロック(R)リサイクル傘 新ロゴデザインを製作

ジップロック(R)の商品ロゴ刷新にあたり、新たなジップロック(R)リサイクル傘を製作。第一弾に引き続きBEAMS COUTURE監修の新ロゴデザインに加え、工場ロス品に一般回収の使用済みジップロック(R)の配合率を増やすことで、よりサステナブルな傘になりました。

旭化成グループは、「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」の姿勢で、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けています。

 旭化成ホームプロダクツにおいては、「まいにちを、たいせつに。」という企業スローガンを掲げ、これまで食生活の様々な場面に寄り添ってきました。そして、持続可能な環境・社会の実現に貢献すべく、「あたりまえのまいにちを、この先も、ずっと。」を ステートメントに、サステナブル方針に沿った活動に取り組んでおります。

豊かな食生活や健康的な暮らしをかなえるためのアイデアなどの日々の暮らしに寄り添う取り組みから、食料問題やエネルギー問題、気候変動への対策といった未来の暮らしを守る取り組みまで、SDGs持続可能な開発目標)に表される社会課題を見据えた取り組みを推進してまいります。

URL : https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/sustainability/

配信元企業:旭化成ホームプロダクツ株式会社

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